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逃亡代行  作者: 横瀬 旭
第三章(二)
30/43

お参り

https://note.com/yokoze_asahi/n/ndde233bb505d

 有名な神社の最寄り駅で列車を降りた私は、数多の参拝者と共に駅前の参道を歩いていた。趣のある工芸品店や飲食店がいくつも並んでいた。


私は飲食店に入りビールを飲みたいと思ったが、お参りをするのであれば酔った状態で神様に会うのは失礼かと思い、お参りが終わってからここに戻っきて飲もうと、今は我慢することにした。


 神社の入り口は小さい木造の橋だった。橋の前に立っている立て札に「ここでは左側通行」と書いてあり、前の参拝者に倣い、参道の左側を歩いた。鳥居の前での一礼や手水など、私の中で曖昧な神社での作法も、前の人や横の人に倣って行った。


 正宮の前では大勢の人が群れになっていた。「左右に広がって前に進んで」と色のついたアクセントで警備員が声をかけていた。


この先の逃亡生活の平穏をお願いしようと思ったが、後ろに居た参拝者同士の会話で「ここではお願いしちゃだめなんだよ」と聞こえてきたため、簡単に挨拶をしてその場を後にした。


鳥居をくぐる度に振り返り一礼、これも前を歩く参拝者に倣った。


 再び橋を渡り神社を出ると、別の神様を祀っている神社へ向かうバスの乗り場があった。


この神社は神様を二箇所に祀っていて、今お参りした神社を「外宮(げくう)」、もう一つを「内宮(ないくう)」と呼ぶそうだ。片方だけのお参りを「片参り」と呼び、避けるべきだと言われているらしい。


 バス乗り場からバスに乗り、私はもう一つの神社へ向かった。

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