表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/113

一輝「なあなあ…」


学校にきた圭は席に座る。

するとすぐに一輝が来た。


圭「…」


圭は静かにしたかった。

朝から慌ただしかったのでもう寝たいぐらいなのだ。


一輝「おい!聞いてんの?」


一輝はそう言って圭の机を揺らす。


圭「ったく!うるせーな」


圭は伏せていた顔を上げると


圭「静かにしてくれ!」


と言ったが、


一輝「いや、見ろよ…」


と一輝が茫然とした顔で圭に言う。

さすがの圭も少し気になったので顔を一輝の向いている廊下側に向けた。


「あれが不良倒した本田くん?」


「意外とタイプかも…」


圭「おお!」


圭は英雄ではない。嬉しくはないといっていた。


圭「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


だが、女子が圭の噂をしているのを見て英雄呼ばわりされて嬉しかった。たまには、いいなあと思ってしまった。


一輝「お前卑怯だぞ!少し分けろ!」


圭「やだね!もし世界の女がみんな俺に惚れたとしても絶対わたさん!」


泣く泣く一輝に圭は容赦なくそう言う。


もも「あー!ゴメン!圭は私意外興味ないって!夜にはあんなことやこんなこと、そんなことやあんなことまで…イテッ」


圭「おいバカ!」


圭はももにげんこつを喰らわせる。

わりと本気めで


「ちょっと!女の子を殴ることないじゃない!?」


圭「えっ!?」


「あいつ!ももちゃんを殴りやがったぞ!?」


「サイテー」


圭「ええっ!?」


圭に集まる怒号の嵐。

女の子を殴れば当然のことだ。


「さすが不良を倒しただけあって根がくそだな」


おいおい、と思いながら圭は罵倒した本人に目線を向ける。


「おい!あいつに殺されるぞ。暴言はやめとけ」


すると生徒たちはギャアア、と逃げ出す。


圭「いや、俺は」


「キャアアアアアアアア」


圭「…」


圭の春が到来したのはわずか2分、儚いものだった。


もも「あれ、どうしたの?」


圭にはももの言葉が入らない。

圭は燃え尽きていた。


一輝「くぅ、圭って奴はももちゃんを!」


結局一輝には数なんてどうでもよかった。

問題は質。


圭「…」


(もう何も言わないでくれ。精神的に疲れた)

ただでさえ疲れている。

昨日の今日だ。

本当に勘弁してほしいと圭は望むしかない。


冷夏「圭くん」


圭「あ!冷夏さん!」


(やっぱり学校の冷夏さんはいいなぁ!いや、案外、本性冷夏さんも捨てがたい!)


冷夏は学校では目立たないようにしているのである。


冷夏「宿題した?」


圭「あ…」


冷夏「貸してあげる!」


圭「れ、冷夏さん…」


学校冷夏は最高の癒しだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ