↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界実録路線 少女は魔の現実に立ち向かう  作者: 幻影摩天楼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
66/104

第64話 光明家族の陰謀

ご興味あればブックマーク、評価、ポイントをよろしくお願いいたします。

「第2局長!被験体番号T6698:CONCEITと、同番号V8821:ROADSIDEの生命反応が消えました!」


内務省地下国家公安局モニター室。


女性職員が慌てた表情と口調で第2局長に報告する。


「何だと!あいつらは光明家族の方々と我々が特に念を入れて選抜したはずだぞ!そのうちの2名が死んだ・・・!?他の2名は!?」


「2名は生存していると考えられますが、新世界の衛星から経由されたデータによりますと、被験体番号G7594:INDECENTは目標がいる町から急速離脱。同番号Y6923:

WATCHは生命反応が低下しており、町からほぼ動いていない模様から敵勢力の捕虜になった可能性が考えられます。CONCEITは戦闘で死亡した模様。ROADSIDEは魔力を暴走させて自爆したようです」


「あのガキ!!多少は素質があると見込んで新世界の利権あさりに投入したまではよかったが、肝心な時にヘマをしやがって!!新世界研修への試験落ちでそこそこ頭もあるかと思っていたが所詮は落ちこぼれのヒネたガキだったか。これまでの投資を無駄にしやがって!」


「そう焦りなさることはありませんよ第2局長さん♬彼は落ちこぼれではありませんでした。わが教団の教主様も彼の活躍を結構評価していたんですよ。今回お亡くなりになられたことは大変遺憾ですね。黙とうをします」


鳩崎秀樹はわざとらしいしぐさで目を数秒間つむった後、再び口を開いた。


「先月は新世界で厄介なアンデット系モンスターの巣窟として有名なバロウラード地方を彼のパーティは平定してくれました。邪魔なアンデット系モンスターを9割がた絶滅してくれたんですよ、彼らだけで。これってすごいことですよ。おかげで質の高い原油の産出地帯がトータルで考えたら超格安で手に入ったんですからねえ。最も現実世界では原油価格を調整するために当面の間は一切合切秘密にしておきますがねえ」


「そんな彼らを2名倒して1名を捕虜にするなんて、サトシは選別石に触れてから恐るべき勢いで成長している。僕が一緒に旅をしている時からこいつは将来ひょっとしたら大化けするかもって思っていたけれど、悪い感は当たるものだね」


第2局長は普段の傲慢な態度からは想像できない不安げな表情で鳩崎秀樹に説明する。


「鳩崎様。お言葉ですがこの被験体CROWNはかなり危険なのではないでしょうか?我々の総力をもって直ちに始末しないと他の殿上人様の利権をも脅かす可能性があり早急に倒すべく我々の戦力を集中させるべきでは?なにせROADSIDEとWATCHは我々が直にマイクロチップ入りワクチンや遺伝子操作によってチューンした特別公安官で、これまで役立たずの不適合者を指導監視してデータ収集をする任務で成果を上げてきたベテランです。それがああもたやすくやられるとなると正直かなり敵は強大化している気がします」


「それは僕も考えていたけれどあまり事を荒立てたら他の派閥の殿上人が必要以上に絡んでくると厄介だ。僕に考えがある。今回は僕主導でやらせてもらうよ」


「はあ、それは問題ございませんがどのような手段で・・・?」


「まあ見ていて第2局長さん。いろいろと面白くなりそうだし」


鳩崎秀樹はそう言うと、出入り口へ向かって歩き始めた。しかし、出入り口の前に差し掛かると手をたたいて思い出したという表情で第2局長の方へ足をターンさせて振り向いた。


「あと敵前逃亡した被験体INDECENTはホームタウンに帰ったら捕縛して現実に帰還させておいて。六本木のお偉いさんがたが最近エルフに食傷気味で現役JKも楽しみたいみたいだから。あの方たちも好きだねえ♬」


「御意に」


鳩崎秀樹がそう言うと、第2局長以下全員が彼に向かって敬礼をした。そして、彼はモニターの明かりが照らす薄暗い部屋から出ていった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。