65・葬送
B国C国には怒りを感じる・・・
スタッフになりすましていた新新造人間が歩いて来る。
何人かは上着を脱ぎ捨てている。
「信じられない・・・」
コオジが呟く。
「あんなの可哀想で戦えないよ!実験された被害者じゃないの!」
ユキナが指を指した者達からは背中から腕が生えていた。
「コッ、コッ」
「旦那様、何か言ってない?」
「コロ・・シテ・・・コロ・・シテ・・オネ・・ガイ・・コロ・・・シテ・・オネ・・・ガイ・・」
「えっ!?」
血の涙を流しながらこっちに来る。
刀を抜こうか躊躇していたコオジとユキナに、4本腕の一体が襲いかかった!
“ジャ!”
レニが2人の前に出る。
抜刀術が炸裂し首を飛ばした。
オルレアンが声を上げる。
「そうです、魂を天に送ってあげるでーす!祈りながら戦うでーす!」
ラクシュミーも皆を鼓舞する。
「送る側が迷ってはいけないね!」
「彼女らは意識はあるのか・・・何ともやりきれ無いな・・・せめて一撃で送ってやろう!」
『おー!』
「コオジ・ユキナ・イオリ・ラクシュミーは4本腕の残り7人を頼む」
『はい!』
「小桃とオルレアンとレニは俺と代表剣士を叩く!」
『おー!』
*********
イオリとラクシュミーで周囲を防御する。
コオジとユキナはお互いに背合わせになり、大きく大上段に構える。
ラクシュミーがコオジの間合いに敵を誘い込む。
「コオジ!」
「ハッ!」
“バッ!”
「アリ・・・ガ・・ト」
イオリが小刀と大刀をクロスさせる十字留めで、敵をユキナの間合いに押し込む。
「ハイ!」
“バッ!”
「ウ・・レシィ」
(もう!なんなのよ!許せないわよ!狂った科学者!に狂った為政者!)
ユキナ・イオリは泣きながら剣を振るっている。
コオジも辛そうだ。
(剣を作ら時には降魔の剣にと祈っているが、この者達は邪なる者ではないのが何とも・・・)
*********
“ガキッ!”
“ジャ”
小桃が敵剣士の攻撃を防御する。
その一瞬の敵の隙をレニが踏み込んで抜き打ちに切り捨てる!
「ウ・・レ・・シイ・・アリガ・・・」
「許せない許せない許せない!」
小桃はかなり怒っている。
「楽に一撃で送ります、これからは首を飛ばします・・・」
レニも激怒している。美少女が怒るとかなり迫力がある。
「おう!」
オルレアンが転がってくる!
「どうした!」
「あいつちょっと違うでーす!!」
オルレアンの指を指した方を見る。
あの黒マスクと小桃と引き分けた奴だ!
「あはは!全開だと強いね!」
「我々はそんな出来損ないでは無いんだよ!」
「新新造人間が話してる!?」
「誰ですかー」
「新新造人間は我々が作ったのだ!」
「敬うが良い!下界の猿どもが!」
どうやら開発した科学者らしい、自分までも改造したようだ。
「飛び抜けて気狂いだ・・・脳みそ足らないのか?」
「ええきっと、脳みそタランチュラでーす・・・」
「こい!脳みそタランチュラ!」
「ヘイ、ヘヘイかかってこいやでーす!」
次で最終話です




