66・一の太刀
最終話です。
「あはは、これを見ろ!」
「うははは、見ろ!」
2人は服を切り捨て裸になった。
「おう!そんなソマツなモノ見たくないでーす!」
「ソマツって俺も付いてるんだけど・・・」
「おう!ワコーはあんなにソマツですか!?」
オルレアンは”ピー自主規制”を指差した。
「・・・いやあそこまで、ちっちゃく無いけど・・・」
「ホッ、安心したでーす!聞いていた通りでーす!」
(えっ!?、誰にですかっ!)
「下民ども何を言ってるんだ!見とけ!」
「おー!そんなソマツとぷよぷよハラ見たくないでーす!オソマツサマでーす!」
2人は素早く股間の紳士を手で隠した・・・
「うっ、うるさい!うるさい!
「しねぇーーー!ピンイン!」
2人の身体から甲冑みたいな物が浮き出してきた。
「ラッシュ!」
オルレアンが問答無用で斬りかかかる!
“ガッ!”
剣が弾かれる。
「おう、硬いでーす!ワコーあれちょっと厄介でーす」
「あはは!刃物は通用しないぞ?」
「うははは!どうするどうする?」
「オルレアン捌いてくれるか?」
「ん?あぁ、わかりました」
「旦那様!私とレニも捌くよ!」
小桃とレニが合流した。
コオジ・ユキナ・イオリ・ラクシュミーも始末がついたようだ。こっちに駆け寄ってくる。
半身になり膝を突き出し車に構える。
重心は低く取る。
そのまま機を狙い集中する。
オルレアンがラッシュで突く、敵の後ろにいた小桃が思い切り右に剣を相手の背中に向けてスイングする。
レニが俺それに合わせて剣を腿に向けスイングする。
2人の打撃で俺の間合いに奴が入る。
身の危険を感じたコイツは、振り向く回転を利用しシミターを水平に斬って来た!
その回転に合わせ逆側に身体を回転し剣を首に通す。
(・・・一の太刀)
血飛沫をあげキリモミし、ヒューっという血が吹き出す虎落笛を奏でながら倒れた。
倒れたところにコオジが素早く駆け寄り、剣を大上段から思い切り振り下ろし首を切断した。
怒った黒マスクは二刀でコオジに襲いかかる。
「させない!」
イオリがコオジの後ろに飛び込む。
“ガキッ!”
逆二刀流をイオリの正二刀流がとめる。
「イオリ下がって!」
ユキナが目一杯の力で、右に持つ小刀に千織を叩き込む。
“ガキン!”
火花と鈍い金属音と共に敵の小刀を鍔元からへし折った!
折れた小刀の柄の部分をユキナに投げ付ける。
「させないね!」
ラクシュミーが叩き落とす。
(・・・一の太刀)
俺は立ち上がりながら、天に向け右手を突き上げる。
「馬鹿め!隙を見せたな小僧!」
黒マスクは剣を大きく振り上げ、俺に斬りかかって来た。
「あの世に行け!」
あと3歩で間合いに入るところで、俺は差していた鞘を黒マスクの足元に放った。
“ザッ!”
一瞬、黒マスクの動きが止まる。
“ブッ!”
「・・・・・」
黒マスクが立ち止まり、頭から血が吹き出す。
俺は素早く後方に飛び下がり、十分安全な間合いを取る。
黒マスクは何が起こったのか分からず呆然とする。
その一瞬を逃さず、小桃が回転しながら勢いをつけ黒マスクの首を刎ね飛ばす。
レニが黒マスクの頭上から生えていた、俺の千織を抜き血を拭う。
(終わった・・・)
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B国とC国は解体され、各国に分譲され植民地となった。
武道会だがあの迫力が大人気になった。
今後も継続となり、項目は試し斬り・立ち合いの2項目。
剣のデザインは地味な物がブームとなった。
侘び寂びという言葉が今のトレンドだ。
(昔、俺がデザインした物も世に出る事になりとても嬉しい!最高の気分だ!)
今までの剣舞だが、一応行われているが人気はいまいちだ。
刀で無く道具を扇子にしてみようか?だと言う案が出ているらしい。
まぁ、一度試してみて受けが良いようなら採用しても良いのではと思う。
我々だがあの後、実戦経験者なので無二剣聖・ダルタニャーン剣聖に続く“剣聖・ヘッドマスター”となった。
ユキナとコオジは剣聖は畏れ多いとの事で辞退をしたが、綾波と千織の開発の件もあり、新しく“剣匠”と言う称号が出来、コオジとユキナに贈られた。
2人は葉山のラボに移りそこで生活している。
コオジは相変わらず研究バカでラボに引きこもっている。
月に一度は引きこもりを引っ張り出す為に、みんなで葉山に泊まりに行っている。
コオジ達のファミリーネームは“スズキ”にした。
さてさて、うちは剣聖ファミリーとなりました!
ファミリーネームは“サトー”です。
あっそうそう、それとですねラクシュミーとオルレアンも大会翌日嫁になりました。
えぇ、まんまと罠に引っかかりましたよ。
あの黒マスクをやった後に2人が紙待って来たんですよ・・・
************
「ワコー優勝賞品ガッポガッポでーす!」
「この賞品受け取り用紙2枚にワコーのサインするね!」
「急いで持って行くから早く書くでーす!」
「はよ!はよ!」
「はいはい、どこ?」
「ここでーす!」
「ここもね!」
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翌日、2人は嫁になったんですよ。
ええ、お察しの通り・・・あれ婚姻届ですよ。
「賞金って言ってたじゃん!」って抗議したら、
「は?賞金?賞品でーす!」
「ワコー、私達は優勝賞品って言いましたね!」
「今回のワコーへの優勝賞品は我々2人の新しい嫁なのでーす!」
「じゃあ、負けてたら無かったんだ?」
「それは残念賞品になるね!」
「は?それ逃げられない?」
「そうです、さすが第1夫人でーす!」
「素晴らしい作戦ね!」
(ああ、黒幕は小桃か・・・)
何にせよ嫁が仲良くで良かったですよ。
あぁこの前、小桃とレニとイオリが揃って妊娠しました。
来年から子育ての戦いが始まります・・・
「ヒャッハー毎晩ダーリンを2人じめでーす!」
「いっぱいプレイするね!」
毎晩ベットでも戦いが行われそうです・・・はぁ〜
************
択捉の研究所の資料を西側の生物研究機関“キメラ”の所員達が回収していた。
回収後ここのラボは爆破解体される事になっている。
(あぁ、アキハバーラは天国だったよ・・・)
アニオタのナシコンカ主席研究員は日本に行けると言う事で、速攻でこの片付け部隊に名乗り出た。
(早く終わったらまた絶対行く!・・・ん?・・・なんだこれ?)
机と本の隙間に青いものが見えた。
本を抜くと青い四角い物が倒れた。
(SSD?)
アニオタのナシコンカは日本語が読める。
日本語で“新新造人間[チューンド]”と殴り書きがある。
素早くポケットにSSDを入れる。
(やった!これ高く売れる!何買おうかなーあぁそうだ!ゾラゴンボールの限定フィギュア全部買っちゃえ!)
帰国して3日後ナシコンカ主席研究員は研究所を退所した。
その5日後の昼間、家に強盗が入り帰らぬ人となった。
部屋にはゾラゴンボールの限定フィギュア全セットが飾ってあったそうだ。
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[20年後]
(全く俺の息子・娘が新新造人間と戦うとは思わなかったな)
何処からか“チューンド”と呼ばれる新新造人間が現れた。
人類はどこまで愚かで馬鹿なんだろうか?
「サトー家のチビ共!気合い入れて行ってこい!万織はスズキ家の傑作だ!少々の無茶をしても折れない!大丈夫だ!ぶちかましてやれ!」
「はい父!」
「ちちうえ!」
「ちちーははー!」
「はいちちでーす!」
「ちちやるね!」
嫁達と送り出した子供達を見ている。
頼もしい後ろ姿を見てちょっとウルッとした。
終
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