6・まとめ壱・正面
「嫁さん、おはよーございます!」
「旦那様、おはよーございます!」
「持ち方・静の呼吸は出来るようになりましたね!」
「呼吸が難しかったです!」
小桃は結構時間が掛かっていた。
桃じいちゃんに聞いたら、婆ちゃんやお母さん達も同じだったらしい。女性はちょっと難しので気にせず続けなさい。との事だった。
「さてやっと第二章!えーっと・・・“正面”です?」
「何それ?」
「紙の中央の上にお団子ぐらいの丸を描き、お団子の下に縦に一本線を引きます」
「丸書いてきゅーっと!引いたよー!」
「○を自分の喉の高さに合わせ壁に貼ります」
「ぺたっとな」
「紙に向かい合わせ両足を肩幅ぐらいにして立ちます」
「はい!」
「手慣らしを両手で持ちヘソのちょっと上に持ち、手慣らしの先の延長線には壁のお団子になるように構えます」
「えーっと・・・こんな感じかな?」
「右足を半歩踏み出します。左の踵はちょっとなら浮いても良いです」
「はい!」
「壁の線に沿って自分の正中線から外れないように意識し、左の拳が額の前に来るまで真っ直ぐ振り上げます」
「よいしょ!」
「振り上げは腕だけで上げずに、肩甲骨を寄せるようにし背中の筋肉も使って持ち上げるようにしましょう!」
「なるほど!」
右手を支点にして左手を押し込むようにすると楽な力で素早く持ち上げられます。
「テコの原理だね!」
「振り上げる時に鼻から短く息を吸い込みます!」
「スッ」
「構えた手慣らしを左手7割右手3割程度で持ち、手慣らしの先が壁のお団子にあたる感じで、左手を振り下ろします」
「えい!」
「手慣らしの先の軌道が放物線を描くようになっていれば合格です!正しく握れていれば自然とヘソの前ぐらいで止まります」
「えーそう振ると重いー!でも思いっきり振ってもヘソ前で止まるよ!」
「振り下ろすと同時に息はフッっと短く強く吐きます」
「フッ!」




