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50/66

50・全身が重いです!

その後は盾を使った稽古に入った。

日本剣術は攻守を剣で行うので盾が不要だ。

西洋では防御に盾は結構当たり前らしい。


彼女達が使うのはヒーターシールドと言う大型の盾で無く、30センチほどの小型盾バックラーと言う物を使うそうだ。


腕を伸ばして構える。

相手が斬ってきたら、バックラーを使って剣の根元を抑えつつ右手の剣で同時に攻撃。

(なるほど・・・コレは避けられ無い!)


タンタンと受けと攻撃の二拍子では無く、タンの一拍子で攻守を同時に行うのだ。

盾は受けだけでは無く、サークルの内部・インナーサークルに入った場合は、それで殴りかかったりもするので接近戦用の武器でもある。


(ん?コレある意味イオリの二刀流に似ているんじゃ?)


サークル中心に敵を置き、円周の上を回り始める。

左肩と盾が常に相手に真っ直ぐ向いている。

こうする事で移動中も相手に隙を作らないのだ。


無二剣聖によると日本的には三角矩(さんかくく)の構えと言うところらしい。


さて俺だが・・・


クソ重い鎧?ボディアーマーと足首手首におもりと重いヘルメットを着込み“まとめ・まとめ弐”を繰り返し稽古している。

おかげさまで?無駄な動き無くなった。無駄に動くのが辛いからねw


それと無数に吊られている将棋の歩の駒を、木刀で正確に打って行く。

正確な斬撃を身につけるのが目的だ。

色々な角度・体制から繰り出せるようにする。


夕方からオルレアンとラクシュミーと、袋竹刀で打ち合うのだが・・・

いやぁーこれがかなりツラい!


こっちは甲冑を付けたまま、あの動きに付いていかないといけない。

まともに撃ち合うと体力は1分ぐらいしか持たない。

「ワコー受けをもっと流すでーす!」

「大きく動き過ぎ?」

(まだまだ無駄があるのか・・・)


剣が当たる瞬間に半歩踏み込み力の乗った斬撃の威力を削ぎ、相手が引く一瞬でヒーターシールドを持つ小手をすくい切る。

「おう!見事でーす!」

「すごいねー!」


とにかく重いから一瞬の隙を逃さないようにしている。

それには相手の起こりをとらえる事も重要なポイントとなる。

出来ればさらにその後を予想出来るようになり、対応も出来るようになる。

究極には起こる前に色々と情報を読み取り対応する事だ。

クイズを出す前に解答するようなもんだがwww



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