41・全日本選手権ペア1
イオリとレニがインタビューを受けている。
さて次は我々の番だが、線の引き直しをしている。
ペアは広く会場を使うので4つのグループになるからだ。
昼食後1時30分からの開始だ。
俺と小桃はトマトジュースとトマトたっぷりタコスだ。
デザートに無糖ヨーグルトを食べる。
隣りのccメロンの弁当を見る。
何故か?坊ちゃんが勝ち誇る様に見ている。
「腹八分目が良いのは前回でわかった。今回は完璧だ!」
栄養ドリンク・甘い菓子パン。チョコと一口羊羹とバナナ・・・
「フフン!トレーニングの登山で気がついたのだ!“行動食”これこそ勝利の食事なのだ!ウワッハハー!恐れいったか!」
・・・もう・・・
とってもめんどくさいけど付き合ってやる。
「おぉ!、なるほど!坊ちゃんなかなかやる!」
「そうだろう!あはははー!でも坊ちゃんって呼ぶな!あははーー!」
(それダメじゃねぇ?チャリとか登山はバテ防止・ハンガーノック防止でエネルギー補給するんだぞ?)
坊ちゃんを揶揄ったあとは、食事を終え軽く身体をほぐす。
さぁーて!やるか!
我々はccメロンと共に1番手だ。
フリープログラムのみなので、マジで一発勝負だ。
ヅラ主審は居なくなり、年配の女性主審が付いた。
「ただいまより、第1回剣技全日本選手権ペアの部を行います!」
“礼”
“剣士前へ!”
1番手の我々Mスタイルとccメロンが開始線まで進む。
“はじめ!”
あいーーーーずうーーーー♫
我々の青森西半部長唄が流れる。
今回は俺がまず打太刀となり仕太刀の小桃に仕掛け小桃が勝つ形を取る。
1本目は面打・2本目は小手打ち・3本目は突きの留め・4本目は突きの巻き返し・5本目は面を打ったところを軸をずらして面を切る切り落とし。これをゆっくりだか緩急を付け確実に行う。
そーだー嬉しいんだー♫
隣りはあんぱん顔のヒーローの行進曲だ。
「いくぞ!ユキナ!」
「いいわよ!コオジ!」
2人の鞘に付いている星の光が強くなり点滅し出した!
『セブンスターサーカス!』
鞘の星がワイヤーで飛び出しピカピカぶらぶらする。
(・・・ちょうちんアンコウか?)
鞘からカラースモークも出て幻想的?だ。
“やめ!”
“下がれ!”
礼をして下がり次の剣士と入れ替わる。
“はじめ!”
たららたったたーたーたー♫
ドラゴンを探すゲームの音楽が鳴る。
てんてんてん、てっててれー♫
隣りは赤と緑の兄弟のゲームの曲だ。
“プシューーー!“
剣からスモークが出る!
真っ白のスモークで剣士が見えない。
“バッ!”
スモークを突き破り2人の剣士が出て決めポーズだ。
隣りはスモークに鞘から虎の画像を投影し決めポーズだ。
“やめ!下がれ”
その後の剣士はやはり流行りのスモークを使い、さらに香水を振りまいた。
ただうまく噴射されず床にこぼれその上に乗ってしまい転倒した。
隣り組は万事そつなくこなした。
床が汚れたので掃除が入った。
このように緊張感が途切れるのは辛い。
“はじめ!”
最終組が始まる。
てんてれ、てんてん♫
聞き慣れたネズミランドの曲が流れる。
ぴんぽならしてー♫
もう一組は若葉女の子達のオープニング曲だ。
ペアはアップテンポな曲が多い。
“パッ!“
『おお!』
纏ってた黒い服が一瞬で巫女服になった。
早変わりか?っと思ったらそうでは無いらしい。
主任によると電気を通すと黒く切ると透明になるビニールで外の服を作っていたらしい。
ただ、2枚重ね着してるので動きは今一つだ。
この最終組は、そもそも地区戦レベルの剣士なのでしょうがないところだ。
“ポン!”
スモークボールをパートナーに打ち出した。
“ザッ!”
パートナーが真っ二つに斬りフィニッシュだ!
もう一組は・・・
スモークを細長く出しその先のパートナーが回転し身体に煙を巻きつける。
白い球になった途端バク転で出た。
その後ろにもう1人が来てフィニッシュポーズだ。
だか後ろのスモークが掛かりちょっと残念な事になった。
“やめ!下がれ!”
さてこれで全組終了だ!




