42・全日本選手権ペア2
競技終了後、着替えてから中央モニターに集合する。
その表情をカメラが撮影している。
まず8位から5位までの発表だ。
8位・レディピンク・・・マイナス799点
7位・ビューティーペア・・・マイナス682点
6位・プリティローズ・・・マイナス599点
5位・下坂21・・・マイナス568点
4位・花華・・・マイナス556点
さてここからトップ3の発表だ。
3位ccメロン・・・マイナス320点
「おい!俺が優勝したらお前ら1人1000万づつやるって言ったよな!お前らも頑張ります!って言ったよな?」
お坊ちゃんが若い審判員5人に詰め寄り、めちゃ文句を言っている。
そしてその様子が世界に流れてる・・・この、うかつな性格は一生治りそうも無い・・・
色々と残念だ。
2位ダンシングクイーン・・・マイナス304点
1位Mスタイル・・・49点
『ゔわぁーーー!!』
『すげぇーーー!!!』
『やべぇ!』
会場はやんや、やんや、てんやわんやの大騒ぎだ!
(やはりプラス得点か!)
無二さんとダルタニャーンの両剣聖の話を聞いていたから、まさかとは思ったが・・・
やはりこのAI採点システムは武術採点システムに間違い無いと言う事を確信した。
表彰式が始まる!
個人、ペア共にMスタイルが総なめだ!
と言うよりウチの嫁が総なめ!
このニュースは瞬く間に世界に拡散された。
翌日の話だが個人戦イオリ・レニ。
ペアの俺と小桃・坊ちゃんとその女以外は全員失格となった・・・
なんと真剣を使用しなかった為だ。
怖くて無理だったようだ。
(坊ちゃんペア変なとこマジメだな。筋も悪くなさそうたから、普通にやってけば良いんじゃないか?)
イギリスでも全英選手権が開催されていたが、真剣使用は5人だけで後は失格となった。多様性を認めろ!だと言う訳わから無い講義が来たらしいが、“ルールである“の一言で意見は全部却下だ。
ただこの剣士の有様を重く見たWECは、世界戦の方法を変える事にするらしい。
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「モニターモニター!」
厚子さんがノートをモニターに繋ぐ。
「WECより発表があるわよ!」
創始者の故ヤタロー会長の孫のキタロー社長が画面に出る。
両脇はダルタニャーン剣聖と無二剣聖だ。
「2年後より武術である演武会と踊りの舞踊会と分けます。そもそも本来であれば武術の為だったのですが、このように舞踊として進化し商業としても成立したのでこのまま続けます」
「別々に運営されるという事ですか?」
記者が質問する。
「剣術と剣舞という名前にします。剣舞のレギュレーションは今までと同じです」
「剣術世界選手権・剣舞世界選手権と言う事ですね?」
「はいそうなります」
「えーっと剣術の方は個人とペアで行くのですか?」
「いえ、各国代表の6名によるチーム戦とし、真剣と袋竹刀を使用した競技にしたいと思います」
「具体的には?」
「据物斬りと袋竹刀による立ち合いです」
「国別のチーム対抗戦にします」
「それに伴い今回の世界戦のスケジュールを変更します。剣舞の世界戦は4年後!剣術は2年後とします」
この後記者からの質問が続いた。
「ずいぶん体制が変わりましたねぇ」
「本来の在るべき姿に戻ったと言う事かしらね」
主任が部屋に入って来た。
「今電話がかかってきたわよ。剣術の日本代表はうちとc cメロンで行くってさ」
「だって他の人失格ですもんね」
「そう言う事なのよ・・・」
「剣術は盛り上がるんですかね?」
「うーん・・・微妙?」
「ですよねぇー」




