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37・まとめ弍・入り身

「嫁さん達、おはよーございます!」

「旦那様、レニちゃん、イオ、おはよーございます!」

「だっ、旦那しゃま、小桃姉しゃま、イオリン、おはよーごじゃりましゅ!」

「だっ、旦那ちゃま、こもーレニたんおはよーございます!」


「はい、我々全日本選手権出場メンバーの朝は早いです!」

「何でえー」

「はい、小桃さん同感です!が、私もサラリーマンなのでしょうがないです!」

「社畜乙!」

「そして無二剣聖は義理のお父上でもあります!」

「がんじ絡め!」

「はい、逃げ道ありません!」


『あははー!ダメじゃん!』


「はい、では入り身です。相手を力で押さえるので無く相手の懐に飛び込みながら死角を狙います!」


「さんかくじゃあないでー」

「バツでもないでー」

「しかくやでー」

「はい!3人息があってて良いですね!さて進めます」


『はーい』


「相手が正面から斬り下ろして来る瞬間に、真後ろに下がらず斜め前・相手の肩の外側に向かって踏み込みます!」


「シュタ!」


「はいそうです!刀の動きは同時に自分の刀を立て、相手の剣を(しのぎ)で外側へ払いのけながらそのまま相手の首筋や胴に滑らします」


「シュダッ!」

「小桃さん!そうですそんな感じだと思います!無二剣聖によると、これは避けてから斬るのでは無く、避ける動きがそのまま斬る動きになる事。となっています」


「やっ!」

「なるほど」


「次は(うず)の動きです」

「クルクルー」

「そうですその渦です!相手の真っ直ぐな動きに対し自分は円を描いて入り込みます。イメージは突進してくる猛牛の角を掴んで横にいなすのでは無く、自分をコマのように回転しながら相手の横をすり抜け様に斬る感覚です!」


「クルっとな!」

「あれ、みんな上手いね」

「今まで色々足捌きやってるからそんなに難しく無いよ?っと言うより足は自然とそうなるから後は上半身と連動させるだけだから」

「なるほどです」


「技の後もいつでも次の攻撃に対応出来る状態を維持して下さい。相手と間合いを取り呼吸を整えます。コレを残心(ざんしん)といいます」


「なるほど深いね!」


「ここまでで点・線・面は終了です!しっかり稽古をして下さい!」


『はい!』



稽古終えてみんなでイチャイチャ朝風呂に入る。

イオリは恥ずかしいそうに隅っこで背を向けている。

後ろからそっと近づいて抱き寄せそのままあたたまる。

イオリの顔は色々な意味でのぼせて真っ赤だ。

2人の嫁はそれを見てニタニタ顔だ。


“カポーン”


みんなで急いで朝食の準備をして食べる。

そのあとは小桃もチームに所属したので皆んなで出社だ。

俺は工房からMスタイルにしらっと移動になってる。

役職は無二剣聖の下のサブリーダーとの事だ。

なんか出世しているようだけど、そもそもの仕事とかなりかけ離れてきた気がする・・・

(まぁサラリーマンなんてそんなもんらしいけど・・・)


それはそうと我々の剣が出来て今日届くそうだ。

自分のデザインが形になるのが凄く楽しみでワクワクする!



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