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安らぐな

見渡せば花畑が広がっている。沙羅蒼樹の花々。心の風が僕の頬を伝い、甘い香りが届く。燦々と光る太陽が僕の心を温める。嫌な月は身を隠し生き物は姿を見せない。


僕だけの世界、僕のためだけの世界。


キヅイテ…


数歩歩いてみる。息切れはしない、体も痛くない。だから走り出す。右足も左足も思ったように動く久しぶりの快感。髪を揺らす心の風は追い風になって僕を押してくれる。


この世界は僕のためのもの。


チガウ…


誰もいないこの世界で、僕と花しかいないこの世界で、僕は笑う。声を出して笑う。


風は僕の笑い声を運んで広げてくれる。僕の声はやまびこのように平野を駆けて、そうして僕に戻してくれる。太陽は優しく微笑み僕も微笑む。


気ヲ許スナ…


走り疲れた僕はゆっくりと腰を下ろす。花々の上に倒れ込む。


絨毯よりも何よりも柔らかくて暖かい。優しくて楽しい。綺麗で美しい。だから嬉しい。


オ願イダカラ…キヅケ


走り疲れた僕はゆっくりと目を閉じる。気のせいか、やけに瞼は重くて勝手に、まだ楽しいことをしたいのにそう、勝手に…目を閉じて僕は眠る


…ダメ、にゃ














オキロ…にゃ
















約束、忘レルナ、にゃ




思い出シテ、にゃ



お主さま、起きて、にゃ。













まだ、償えるにゃ。


さぁ早く、ワシを助けてくれ、にゃ。









…助けろ、にゃ。








死んだのか、にゃ。



あいつのせいにゃ、許せないにゃ。



でもお願いにゃ、



返信シテ



































なんか…


…聞こえないか?

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