表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偏差値71の妖怪怪異譚  作者: 暮葉畏啓
原始帝と終焉帝による生命の祝宴
PR
18/61

祝詞言葉が響く教会で

キリア*スタンダート*ザヒ。あのエルフの前。長剣を持った巨大な悪魔が、黒い翼を畳んで両腕に力を入れて振り下ろした。


僕の首を絞めたあの女は今、斬首系に処された。転がる首。それから、静かな宮殿。


音のない、静謐な会場。頭が追いつかない。


目覚めた瞬間にこんなものを見せられて、気分が悪い。黒い翼を畳んだ悪魔は僕の元に近づいてくる。


今度は…僕…か。


大きな椅子に座った国王マーナガルムが言う。


「異国の道化師、お前を国家転覆罪で斬首刑に処す。」


この月浪国家には法律でもあるのかよ。僕はそう吐き捨てる。


大きな悪魔が近づいてくる。


全然思い通りにもいかなかった、なんで死ぬのか今でもわからない。けれど、もう駄目なんだろう、僕には荷が重すぎた。


黒い翼を畳んだ巨躯の悪魔は口から黒煙を出しながら歩み寄ってくる。黒い、いかにも禍々しい長剣を片手に握って血が滴るその長剣を今度は片手で持ち上げる。振り下ろす姿勢。そのまま…


(払へ給へ清め給へ神ながら守り給へ幸い給へ)


低い男の声が聞こえた。長剣を持った悪魔の腕が僕に近づくその時、僕の意識は覚醒した。


覚醒したことを自分でも悟った。そして最後に、僕の意識は続いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ