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再会
死にいく世界に僕は向かう。それが死にいく世界とわかっていても僕の口角は下がらない。むしろ上がるまである。だって危機的状況に燃えるから、だって友達に会いにいくから。そこに口角が下がるやつなどいるものか。そう僕の考えを何かに押し付けて、さらにそのことにも笑いながらゲートを潜った後の底なしのトンネルを落ちていく。とにかく僕は笑っていた。一度死にかけた、一度絶望した僕に精神的攻撃は通らない。まさに無敵で、少し懐かしい感じがした。
あぁ人間かな、これ。
暗いトンネルを落下し続ける僕に逆風が吹き付ける。スカイダイビングと同じ容量であろう。髪は靡き開いた口は乾燥する。
あぁ落ちるの怖ぇな、普通に。
靡く前髪が僕の目にかかる。その刺激のせいか瞳から涙が流れる。流れた涙は落下する僕の近くで水滴として共に落ちる。底のないトンネルの穴。僕は風と共に落ち続けていた。
はは、人間っていいな。
底のないトンネルで底が見えた時。その底に僕の友人が、泣いているのがこの瞳に映った。
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