R-027.1102.1731 コードネーム『ミルカマ』
「さっきのは海からか」
「方角的には。詳しい場所はまだ特定できてないっスけど」
「問題ない」
Nコードの出力向上。出し惜しみはなし。身体強化を限界まで引き出す。
「一度基地へ戻ってから追うっス」
「ああ」
地面を蹴り出す。一歩で畑を跨ぎ、平野を突っ切る。
再び、頭上を三発。東京基地の方角に、攻撃が飛んでいった。
ゴゴゴ……
建物の崩れる音。冷や汗が滲む。地面を蹴る力を強めようとしたそのとき。
ゴバッッッッ!!!
地面に揺れが走り、土煙が巻き起こる。受け身をとった身体に、細かい土砂を浴びた。隣には大きな穴と白い破片がそこら中に撒き散っている。白色の飛来物が着弾時に砕けたらしい。
「アメリカちゃんじゃないな。良かった」
続けて十発以上もの攻撃が通過する。遅れて、地鳴りのような低い音が伝わってきた。
ヒュー……
「あれか、ヨシ」
飛来物を目視。目掛けてハイジャンプした。
「せいっ」
バガッ!!
「よっしゃ!」
飛来物は俺の体長とさして変わらない大きさ。白くて鋭利ななにかを扶桑剣で切り砕いた。しかし、
「ん?」
飛来物は一発ではなかった。
お疲れ様です。
久しく戦闘の時間がやってきました。分かりにくくてすみません。謝罪をあらかじめ置いておきます。
海の方からやってくる脅威。鮫浦副隊長は内心冷や汗だらだらです。急げ急げ。
更新は一週間後、7月3日の予定です。
よろしくお願いします。
次回は、魚石アスカ視点でお送りします。見えるものが少し違います。




