表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
71/102

A-018.0528.0600 いつもの朝


 いつも通り、目が覚める。

 背伸びをし、形見のペンダントを着け、洗面台に向かう。

 洗顔を終え、丁寧に水気を取る。

 髪をすいて、約一か月ぶりにセーラー服に袖を通した。

「アスカちゃーん。準備できたー?」

 比女さんが声をかけてくれる。

「はい」

「じゃ、朝ごはん行こっかー」


 食堂へ行くと、コーヒーと焼けたパンの香りが漂っていた。

 ぱらぱらと人が集まっていたけれど、鮫浦副隊長の姿はない。

「おはようございます」

「おはようございまーす」

「魚石ちゃん最後なんだろ?六結さんの手料理はちゃんと食ってけな」

「はい!」

「アスカちゃんだけ、なにおかわりしても良いって」

「本当ですか!嬉しいです!」

 比女さんと一緒に六結さんから朝ごはんの乗ったプレートを受け取る。

 生ハム入りの色味豊かなたっぷりサラダと、湯気も眩しいふわふわオムレツ。じんわりバターが溶けたこんがりトースト、優しい甘さが引き立つコーンスープ。

 六結さんのごはんは、どれもおいしかった。この一か月、地下東京では到底食べられない天然物のフルコースだったと言える。

「いただきます」

 この味はきっと、忘れない。


 寮棟の自室に戻り、荷物をまとめる。

「忘れ物……なし」

 仮入隊の期限。今日はわたしが地下に帰る日だ。


 藤子は昨日、地下へ帰った。

「じゃあ、また学校でね!アスカちゃん!」

 手を振る彼女を、今回はわたしが見送った。

 家に帰れば、家族が心配して待っているだろう。きっと一悶着が待っている。

 藤子との関係性はなにも変わっていない。大事な友達。学校で会っても、これまで通りの挨拶するだろう。

 でも、心の距離は以前よりもずっと近く。


お疲れ様です。


平和な回です。地上東京は打撃を受けた直後ですけれど。


更新は一週間後、1月30日の予定です。

よろしくお願いします。


アスカが仮入隊してから、一か月が経ちました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ