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リンネガン。  作者: みつ


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8/10

8

僕には、いつも、

(さき)』に現実が、ある。


これは、

当たり前なのだ。

(まさ)しく、当たり前。

僕が生まれる、

ずっと、

前から、

確かに世界は、あったのだから。


 

 正しい情報というのが、

確かに、あって、

僕は今まで、

それをキャッチしてきた。


 生活するに、

何一つ、困らない芸術家が、

もう、創作活動をせずに、

今は悠々自適で、ある!

という話も聴いた…。


 同じく、

巨万の富を手に入れても、

生涯、

最後まで、

創作活動を続けた…という、

芸術家の話も聴いた…。



  僕は、

男性で、ある。


 大分、前から、

僕が思っていたことがある。


 僕が、

いつからか、

『天』に、言われてきたことだが、


【御前だけが、

ぶち当たった!

と、思うなよ。

御前が、

直面している、

危機、

悩み、

なぜ、こうなんだろう?と、

考えてしまうことは、

これまで、

世に生を受けた者が、

やはり、

そこに、

ぶち当たり、

御前のように、

葛藤して、

各々が、

各々の《答え》を導き出そうと、

もがき、苦しんできたことなのだ…。

 そして、その挙げ句、

《これだ!、これが答えだ!!》、

と言いきり、

世を去る者も、いれば、

最期の最期まで、

自身の明確な答えが出せず、

朽ち果てた者もいたのだ…。】


 僕は、

 もう、

ずいぶん前から、

『天』に、そう言われていた…。



  誰のせいに、

するわけでは、ないが、

僕は《生きる》過程で、

とち狂っていた…。

誰もが到達、出来なかった、

ところに、

僕だけは、何としても、

到達したい!と、

強く望むように、なっていた…。



  俗世に生きる!

とは、まさに、僕のことであった。


 僕は本当に恵まれており、

18歳で大学に、

入学して、

自由が、あった。

両親は、

僕が大学生活を謳歌できるように、

支援してくれ、

僕は、

それを、ちゃんと理解しているつもりで、

あったが、

心の、

どこかで、

それまでの自身が、

本当に勉学に励んできた、

御褒美的なタイムだ!

みたいな感覚が、当時、あった。


 苦労して、

やっとの思いで、

入りに入りたかった大学の、

学生に、なった。

それは、

大学の講義は、

真剣に受講した。

それでも、

まだ、僕には、

『時間』が、あった。

それが、あった。


 関東の大学に進学した僕。

地方から出てきた18歳は、

それは、

カルチャーショックを受けたのだ。

良い意味でも、

そうでない意味としても、

成人を迎えるとしての洗礼で、あった…。


 西暦2000年って、

古風なエンターテイメントに、

まだ当たり前のように、

気軽に触れることが出来て、


たとえば、

チャップリンの、映画なんて、

普通にレンタルビデオ屋で、

レンタルでき、


第二次世界大戦、

太平洋戦争、が、

終わってから、

世を賑わせたカルチャーも、

僕は、存分に、

味わうことが出来た。


『真夜中のカウボーイ』

『レインマン』

『就職戦線、異常なし』


 僕は、

観た。

映画を、

アニメを、

観まくった。


 大学生1人暮らしの、

アパートの最寄りの、

レンタルビデオ屋は、

大きくて、

当時の新作が、

すぐに旧作料金で、

借りれるように、なり、

クラシックなのも、

流行りなのも、

僕は、

それは、

映画を観まくった。


 本も読んだ。

大学の図書館には、

名作、ぞろい。

大手新聞も、

毎日、読める…。

 

 バイトも、する…色々する…。


自転車ロードレースとの出逢い…

競技者として成果が出したくて、

己の肉体への挑戦…

足で走る、という動作は、

心肺機能、筋力が重要で、あるが、

自転車ロードレースは、

それを超える…という感覚に個人的に陥った…

筋力が欲しい…

どんなところでも、

自転車で最速か…?

 同時にデンジャーな競技、

ハイスピード競技、

テクニカル競技、

一歩間違えたら死ぬ…

致命的な怪我を負う…。



 【貴方、今まで、何を、していたの…?】

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