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視えちゃう僕は、異世界の君と、この世界の謎を解く  作者: HiKaRi
◆第一部◆ 第四章 Poltergeist
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30/58

幕間


自分のことを心から、好きと言えたことはあるだろうか。

周りと比べて。環境を疎んで。弱さを認められず。自分を責めて。


──僕は、言えなかった。


そんな自分を諦めて、投げやりになる。

つまらない。たのしくない。目を背けて。


逃げ続けることで、自分を守ってきた。


そんなある日、ひとりの女の子に出会った。

真っ直ぐで、遠慮がなくて。振り回されて、巻き込まれる。


そしたら少しずつ、

「自分だからできること」を考えるようになっていた。


気づけば、胸の奥に、小さな灯りみたいなものが残っていて。


向き合いたい。知らないふりはしたくない。

まだ頼りなくて、消えてしまいそうで。それでも、触れると少しだけ温かい小さな光。


──これは、僕のものだと、思った。


この光を、僕はちゃんと育てていけるだろうか。


「一緒にそんな未来にしよう」


彼女が笑う。

今日も変わらず、眩しい顔で。


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