第二百七十五 〜 瞑想で来た場所 〜
雄紀は、半信半疑だった。
半信半疑だったと言うよりも、
『仙人たちには出来ても、自分自身には出来ないことがある・・・・。 』
と、思っていた。
でも、取り敢えず、瞑想をすることにした。
何となく、寂しさを感じた雄紀は、原点に帰りたいと思った。
雄紀は、人一人入れるくらいの、雪で作る、かまくら挿しし星屑石が輝いていた、星見岩の瞑想空間を作った。
無数の星屑石が、月の光に同調して光っていた。
中が見ると、まるで無限に空間が広がって見える様に設定した。
雄紀は、そっと目を閉じた。
・・何か聞こえる・・・・。
小さな音は、だんだん大きくなって、重たい金属で出来た何かが、遠くで回っている様な音になった。
ふっと、少し離れたところからの明かりを感じる・・。
そこは、大きな広い部屋の中・・。
正面の壁は、くり抜かれて大きな換気扇の様な、大きなファンが、半開きのブラインドの中で、ゆっくりと回っている様だった。
そして、ファンの丁度下の高さまで、その部屋には雲が充満していた。
雄紀は、その雲の中に浮かんでいる様だった。
ふと、天井を見ると、大きな穴が空いていた。
“何か・・? ”と、見ていると、急に大風が吹いて、雄紀は、その天井の穴から、外へ吹き出されてっまった。
雄紀は、石で組んだ井戸から、吹き出された。
雄紀は、まじまじと、井戸の中をの覗いた。
前にも、ここには来たことがある・・・・。




