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魔女の待ち人  作者: 周
番外編
36/39

本日の天気

エピローグの前に入れようと思っていた会話ですが、あまあま過ぎて膨らまず、会話のみになってしまいました。

こぼれ話として、どうぞ。


金の指輪を眺めながら、Dはぽつりとつぶやいた。


「私はどうすれば良かったのか、の」

「どうとも。お陰で僕は今、ディアの全てを手にすることが出来たのですから」

「お主、なにやら性格が変わっておらぬか?」

「誰と比べて、ですか?」

「ギルバート……と」

「当り前じゃないですか。魂は同じでも生育環境が全く違うのですから」

「そういうものかの?ギルバートの記憶はあるのか?」

「ありますよ。ギルバート以降、僕までの人数分全て」

「本当に?」

「そうですね……出会いは……(略)……で、焦れたギルバートがディアの不意を突いて頬にキスをして、真っ赤になった貴女はすごく可愛らしかったですね。数日ぎくしゃくして、打ち明けられたんですよね『現世では添い遂げられぬ』と――――」

「もうわかった!」


夕方から降ったのは、優しいキスの雨、雨、雨。

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