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本日の天気
エピローグの前に入れようと思っていた会話ですが、あまあま過ぎて膨らまず、会話のみになってしまいました。
こぼれ話として、どうぞ。
金の指輪を眺めながら、Dはぽつりとつぶやいた。
「私はどうすれば良かったのか、の」
「どうとも。お陰で僕は今、ディアの全てを手にすることが出来たのですから」
「お主、なにやら性格が変わっておらぬか?」
「誰と比べて、ですか?」
「ギルバート……と」
「当り前じゃないですか。魂は同じでも生育環境が全く違うのですから」
「そういうものかの?ギルバートの記憶はあるのか?」
「ありますよ。ギルバート以降、僕までの人数分全て」
「本当に?」
「そうですね……出会いは……(略)……で、焦れたギルバートがディアの不意を突いて頬にキスをして、真っ赤になった貴女はすごく可愛らしかったですね。数日ぎくしゃくして、打ち明けられたんですよね『現世では添い遂げられぬ』と――――」
「もうわかった!」
夕方から降ったのは、優しいキスの雨、雨、雨。




