2 正体不明の声
小説書くのって結構難しいんですね。
何から書けばいいのかわからなくて
手が止まっちゃいますね。
でも頑張って書きます。あいつの為ですから。
その犯人の事件とはまた別に
新しい事件が起きました。
今度は放火事件で、また俺達は
犯人を取り調べたんです。
するとまた犯人は
声が聞こえたと供述したんです。
犯罪者達の間で、意味不明な事を言ったら
責任能力が無いと判断されて
裁判で無罪になるとかの話が
ネットとかで出回ってるのかな?とか
その時の俺は思ってました。
でも、その放火の犯人は言ったんです。
放火犯
「声が、聞こえてくるんです。
男の人の声で、か細い声。
心がこもってない冷たい感じの声です」
前回の、通り魔事件の犯人と今回の放火犯には
接点もなく、赤の他人同士でした。
なのに声が聞こえると言う狂言を言う事は
あっても、声の特徴が類似するのは変だなと
俺も思いました。
二人が聞こえてると言ってる声の特徴は
二人とも
「男の、細い、冷徹または冷たい印象の声」
でしたからね。
俺でも気付いたんですから、俺の相棒が
気付かない訳無いですよね。
相棒は警察のデータベースを使って
近い期間に似たような事件が起きてないか
調べたんです。
あいつは本当に仕事熱心でしたからね。
すると似たような事件が5件
浮かび上がって来たんです。
そして、データを調べるとそれらの事件の
犯人達は、みんな統合失調症という
病気にかかってる事が分かったんです。
皆さんは統合失調症って知ってますか?
俺はこの事件に巻き込まれるまで
知りませんでした。
一応念の為ネットで検索した内容を
ここに書いときますね。
『統合失調症の特徴的な症状は?』
AIによる概要
統合失調症は、幻聴、妄想(陽性症状)、
意欲低下・感情の平板化(陰性症状)、
認知機能障害が特徴的な脳の病気です。
支離滅裂な話し方や引篭もり、
被害的になる行動が典型で、発症初期は
不眠や不安などの前駆症状が出る事もあります。
薬物療法により改善が期待でき、
早期治療が重要です。
以上AIの回答をコピペしました。
こういった心の病、精神疾患があるんですね。
幻聴が聞こえる精神疾患って事なら、
これらの一連の事件もその幻聴が原因だろうって
俺は思ってました。皆さんもそう思いますよね?
でもあいつは、俺の相棒は違ってました。
短期間で多発してる事、それと
俺達が捜査した二つの事件の犯人が聞いた声の
特徴が似てる事から、
これらの事件は繋がってるんじゃないかと
思ったみたいなんです。
実際俺達が担当した通り魔事件と放火事件の犯人
二人とも通院歴を調べたら
統合失調症である事が分かったんですよね。
相棒はデータベースから浮かび上がって来た
5件の事件の犯人に話を聞きに行こうと
言い出しました。
俺は正直乗り気じゃ無かったんですが、
あいつは熱心に言うから
仕方なく行く事にしました。
刑事ってのは基本二人一組ですからね。
拘置所や刑務所に言って個別の犯人達に
相棒は声の内容、特にどんな声だったかを
詳しく聞いてました。
すると個別の5件の犯人達は全員
声の特徴は男、細い声、感情を感じない、
冷酷な感じの声 と答えたんです。
俺達が担当した二人の事件と
同じ特徴の声でした。
データベースでも調べたんですが彼らには
接点は無く全員赤の他人でした。
なのにその彼らが聞く
正体不明の声の特徴は何故か似てるんです。
俺の相棒は彼ら個別の犯人達の話を
一人一人熱心に聞いてました。
特に彼らに共通してる統合失調症の症状について
熱心に聞いてましたね。
捜査の為にはこの精神疾患を
よく知る必要があると思ってたんでしょうね。
俺はあいつとは真逆で、
熱心に犯人達の話を聞いてるあいつの後ろで
早く終わんねえかなあとか思って
のんきにあくびしながら待ってましたよ。
犯人達もあいつが熱心に話を聞いてくれるから
嬉しくなっちゃったんでしょうね。
病気の苦しみや不便をホイホイ喋るんですよ。
あいつは困ってる人を助ける事が出来る奴だから
熱心に話を聞いてあげてましたね。
俺は犯人が統合失調症なら責任能力なしで
無罪になるだろうと思って
今回の事件はもうやる気無くしてたんですよ。
実際俺がこの事件の真相を知るのは
もっと先ですから、
この時の俺には何も出来なかったんです。
もし時間が戻せるならこの時に戻ってあいつを
無理矢理でも連れて帰りたいですよ。本当に。
つづきます




