4. 賞金首
以下、生死問わず。
【堕ちた元勇者パーティーの天馬星座。堕天使・ディディ】
かつての純白の翼は黒に染まった。不吉な不死馬と共に、夜の空を悪魔の黒翼で羽ばたき、冥界へと人々を誘う
※その実――
「私より先に死ぬ男は嫌い」とのたまうディディ。かつての恋人・チャキの死を乗り越え、ようやく交際を始めた公務員の男が殉職。以降、トラウマで誰とも付き合えなくなった。
【黒き太陽。魔の美貌で人を惑わす金髪邪道士】
嘆かわしい。この国を支える最も古き青い血の一族に、このような邪悪が生まれるとは。一族郎党皆殺しのはずが、一家揃って魔界へ夜逃げした。国の貴重な魔道具まで持ち出して……。急ぎ情報求む。
※その実――
「私の影、薄くない?」
かつて天才美少女魔術師の名をものにしていた金髪令嬢。天才的な魔法センス、家柄の良さ、そして輝く美貌から、引く手あまたのはずだった。最近、仲間の女子たちから、一歩置いていかれたような焦燥感。そして"彼"とまともに目を合わせられない。恋に落ちるのはいつだって男のほう。私が堕ちるはずがない――!
【人肉を貪る酒血肉林・冷血女帝】
夜の街を牛耳る極悪非道の女。日々、殺した若者の血で満たした浴槽に浸かってるだとか。利益のためなら人族を裏切り、魔族と取り引きする人類の敵。
※その実――
最近肌年齢が特に気になるため、スキンケアに力を入れている。
【反逆の獣人奴隷・切り裂き猫】
奴隷時代は、引き受けてくれた聖人のような主たちに牙を剥き、次々と奉公先を変えていた。先天たる凶暴性は落ち着くどころか悪化の一途。ついに最も善良と呼ばれた主を発狂させ、奴は奴隷の楔を引きちぎった。悲しきかな、青果店の店主は、後遺症により「野菜しか愛せない」特異体質に。
獣人・奴隷等を不当に扇動し、国家に仇なす害獣として、即刻処分を命ず――
※その実――
「私がいないと駄目なんですそうなんですそうじゃなきゃ駄目なんです……」普段穏やかなメイド姿からは想像もつかないだろう。ひとり影でブツブツ呟き続ける彼女の真の姿は。「ころす殺すアダム絶対に……」
お読みいただきありがとうございます。
第一章で完結してる本作ですが、思いついたので第三章も書き始めてみました。
そしてなんともうすぐ一万pv!?
一万回もページが開かれたなんて、夢みたいですね。
後日お礼イラストを公開しようと思います。
いつもありがとうございます。




