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世帯主
職場に住民票を提出しなければならなかった
取りに行き、それを見て
「何でお前が世帯主で俺が同居人なんや!!」
「すぐ変えてこい」
そう言った
このアパートは父が連帯保証人になり、私が契約したものだ
当然私名義に決まっている
マキの下であることが許せない
何のプライドか分からない
支払いしているのは私で、家賃その他支払いも全て私
そこに転がりこんできているのは豊である
「わかった」
そう言って名義を変更する
婚姻届は提出した
「もうこれで何してもいいんだよな」
と、言われた
何をされるんだろう
そう不思議に思った
安い結婚指輪を買いはめることにした
仕事中、引き出しにしまっていた、しんちゃんとの結婚指輪があるのを思い出した
しんちゃんのと二人分あった
私はその夜一人で海に向かった
海に投げるつもりだった
真っ暗な中
ザザーンと大きな音でなる夜の海は、もの凄く怖かった
なんだか自分に酔ってセンチメンタルになっていたが
怖すぎて帰ってしまった




