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お金がない

未だに忘れられないことである


財布には100円と数枚の5円と1円


スーパーに行き

おつとめ品と書かれた80円のイワシを買って帰った。


帰って煮付けにしておかずに出した。

それを見て豊くんはこう言った

「俺さー。こういうの苦手!何か他のもんにして」

そう言われた



私はイワシを下げ冷蔵庫に、何かないか探し他のおかずを用意した


とにかく節約!なるべく安い食材で美味しいものを食べさせてあげたい!


「今日のごはんこれだけ安くできたんだよ!」そういう話は、褒められず嫌な顔をし

ウソでもこれ、高かったというと喜ぶ


俺は高い酒しか飲めない


焼酎を飲み始めたのは、これがきっかけになる


ガンバッテ!ガンバッテ!いつも自分に言い聞かせていた

きっと借金がなくなって楽になれば幸せになれるはず!そう信じていた

朝はお客様が来る一時間前には、出勤しなければならない

早朝に出勤するのは私一人しかいない

その上月に一度クローズになる日しか休めない

豊くんはとにかく朝起きず、遅れる訳にいかないので私は先に、出勤していた

職場の人に言われる

「一緒に住んでるんでしょ?遅刻ばかり困るんだよね、ちゃんと連れてきてよ」

そう言われ次の日から朝起こし、私が運転し豊くんは会社につくまで寝る

朝ごはんとお弁当も用意して渡す

何でもやってあげていた

家に帰り

ごはんを作り豊くんが食べ始める


私が食べようと席に着こうとすると、全部食べていて何も残っていない

「マキちゃん飯は?」

そう言われ

「あ、いいや。お腹すいてない!」そう答える


そんなこともあった


1日中働いているのに、休憩は食べるだけのたった15分程度

パートアルバイトにはしっかり休憩させる


一番早く出勤しているが、休憩は一番最後の夕方


ある日お客様に言われた

「良く会いますね」

「僕たまに来てるけど、いつもあなたに会うんですよ。どの時間にきても!何か運命感じちゃうなー」

そりゃそうだ

いつでも私は休みもなくいるのだ

「それは凄い偶然ですねぇ」


そう言って笑った

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