結婚の挨拶
何だかうやむやになったまま
しんちゃんが家に結婚の申し込みをしにくることになった
お父さんとお母さんはしんちゃんがくるのを、和室に座布団を用意しお母さんはめでたいことだと花びらの浮いた桜茶を用意した
しんちゃんがきた!
「お邪魔します」
そういって和室に入ってしんちゃんは座った
皆正座して、しんちゃんが挨拶するのを待っていた
何分たっただろう
黙ったままうつむいているしんちゃんに、お父さんがしびれを切らしこう言った
「うちの娘をもらってくれるそうで」
しんちゃんは「はぁ。」
と、それだけしか言わなかった
こけてきそうな場面だ
普通なら「娘さんを僕に下さい!幸せにします!」こんなセリフを言うだろう
「お前には娘はやれん!」
父もこんな風に返すものだ
お父さんは一言
「よろしくたのんます」
そう話した
何と言う頼りない男だ
肝心な時にきめることもできない
そうして結納など順番に進んでいく
結納を選ぶのに姉などに贈る品が何がいいのかついてきてくれとおばちゃんに頼まれた
古びた汚ならしい小さな店に連れていかれた
靴など並んでいた
おばちゃんがこう言った
「マキちゃんなるべく安いの選んでな!おばちゃん達なるべくお金使いたくないんやわ」
そう言われて遠慮して選んだ
1人息子の一度きりの結婚なのに
後日収められた結納金が、中身が50万だったことにお母さんが怒った
人様の娘をたったの50万でよこせというのか!
よく分からないが
姉の時は十分すぎるほどの結納品の数と結納金も、もっと貰っていたようだった
結納返しは、結納金の何分の一お返しするらしく
お母さんは怒っていたが、それ以上の高価なスーツをしんちゃんにしたてた
兄は彼女がいたが、彼女の方が、妹が先に結婚するなんて!と言い出し
私達の結婚4ヶ月前に急に結婚することになり
お母さんが参っていた
マキの結婚の話が出ている時に!
お兄ちゃんは、結婚式はしないと言っていたが
長男が結婚式をしない訳にはいかない!と立て続けに結婚の話が同時進行していくのだった




