婚約指輪
おばちゃんに言われた
マキちゃん婚約指輪なんやけど、一番安い宝石にして欲しいんやわ
そう言われた
誕生石はどうかとお店の人に言われた。
「誕生日はいつ?」
「4月です」
誕生石はダイヤモンドだ
おばちゃんは嫌そうだった。
「それなら一番小さいのにして貰える?」
そう言われた
何だか申し訳ない気持ちになる
婚約指輪も渡されたのはおばちゃんからだった
鑑定書と一緒に渡された
「これなぁ。離婚したら売れば慰謝料代わりになるでな!」
そう言われた
縁起でもない!
何のムードもない
しんちゃんは知らん顔していた
憧れているものは叶わず、1つ1つぶち壊されていく。そんな時
しんちゃんは酒を飲んで事故して目の下を縫う大怪我をした
車は廃車になった
結婚前なのに何をしとる!
私のお母さんは呆れていた
結婚式は私達が働いているホテルにした
色んな打ち合わせを何回もする
従業員と言うことで、かなりまけてもらえて安く式もあげれそうだった。担当の女性と打ち合わせを何度も繰り返した
「お顔どうされたんですか?」
「撮影もあるのに」と言われた
しんちゃんは自分の意見が何もない
協力的でもない
ただ座っているだけ
私が1人で色んなことを決めて行かなければならなかった。
仕事中、ゼクシィという結婚情報誌を見ていた
ハガキを書いて応募し、当選したら商品が貰えるものだった
私はなるべく目立つように絵を書き
当選者一名と書かれていた
真っ白なウエディングドレスに応募した
たった一枚のハガキだった
ドレスは白のウエディングドレスとお色直しのカクテルドレス
2着に決まった
しんちゃんは選ぶのにめんどくさがって、一緒に来てくれなかったので、お母さんがついてきてくれていた
どれにしよう!見れば見る程迷う!
何回も試着した
もう着すぎて、どれもお似合いですよと言われ
分からなくなっていた
他の人が選ばなそうな薄紫のカクテルドレスに決めた
ドレス一枚レンタルするだけで20万!
何分も着ないのに高いなあと思った
次は結婚式の費用の支払いで
しんちゃんのおじちゃんとおばちゃんは
費用は折半にして欲しいと私のお母さんに、交渉する電話をかけていた
姉の時は全て、新郎の方で全額をもってくれていた
「大切なお嬢さんを迎えるのですから」そうされたこともあり
お母さんは新郎側でもつものではないのか?と怒りを堪えて答えたと言っていた
私がホテルで働いているからこその金額で、済んでいるのに
お金を払うことはとにかく嫌がっていた




