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過保護

しんちゃんの両親は、何でもしてあげている人だった

もう20歳すぎているのに2人の中では小さかった3歳くらいや小学生の時のまま

私と2人で出かけるのにも一緒に居たがったり

もう大人なんだから自分でやらせなければならないことでも

代わりにやってあげていた

特におじちゃんの方がしんちゃんにベッタリだった

車の車検を出すのを忘れていて放置

いくらやるように言っても自分でやろうとしない

いつでも寝ているしんちゃんに怒った

「親を頼ってないで自分でやりなよ!」

それでも「父ちゃんがやってくれるから」と、任せきり

「うるさいな!口出すな!お前は俺の家族か?関係ないやろ」と怒られる

しんちゃんの家は店をやってるからと、晩御飯まで作りたくない。とほとんどが外食だった

お店の人が声をかけていた

「こんな年でも親と外食に付き合ってくれるなんて幸せですなぁ」

「うちの子は親思いでいい子なんです」

嬉しそうに話す。

泊まりに行く時でもそうだ

電話をかけてきては

「しんちゃんどこ?帰らないって、モーテルにおるのか?」

そんなこと聞くか?と思った

「うん!母ちゃん」と答えるしんちゃんにも違和感を感じた

家でご飯を食べて!外食はお金使うから!家族は一緒にいなきゃダメ!

よく出掛けようとすると止められた


家でご飯を作り、店の中で4人で食べようとおじちゃんが用意してくれている時だった


「俺、見たいテレビあるで部屋で食うわ」

「行くぞ」

そう言われて2人分の食事を運び1人用の折り畳みテーブルを出して2人で食べていた


「もうー。しんちゃんはワガママなんだからぁ」

そう言っておじちゃん達は自分達の食事を手に部屋へ入ってきた


その行動に少し驚いた


小さなテーブルの上に2人は自分達の食事を乗せようとした

乗るわけがない

「マキちゃん邪魔だからどけて!床で食べな」と言われた


しんちゃんはテレビを黙って見ていて何も言ってくれない


私は床において離れて食べた

その時おじちゃんに言われた

「マキちゃんは女の子やでお嫁に行くのも早いやろうなぁ。しんちゃんは結婚は35くらいかな?」

笑ってそう言われた

私とではないと言う意味だと思った


他にはお互い家が遠いので帰るのに時間がかかる

「うちの子早く帰らせて!門限は11時ね」

しんちゃんのお母さんに言われいつも門限は守っていた


しんちゃんは私の家にきても、ほとんど寝てばかりいた

時間になったら起こして帰らせる


それでも気になり数時間後に見に行くと、車の中で寝てたりしていた

冬だったから毛布を持って運んで行った


後であの毛布いくらしたと思ってる!良いものなのに!

とお母さんが文句を言っていた

なかなか返してもらえず

しんちゃんの親から代わりにと返された別の毛布をお母さんに渡すと

こんなペラペラの安物をよこすなんて!と言っていた


ある日しんちゃんのお母さんから電話が来た


「マキちゃんしんちゃんいる?」


「大分前に帰りましたよ」


またどこかで寝ているのかな

そう思った


「あのね、マキちゃんとこは子供が3人もおるから1人くらい死んでもええかも知れないけど、うちはたった1人の大事な子供なんや」


驚いた


お母さんに、その事を話したら激怒していた

「3人おろうが皆大切な子供や!何と言うことを言うの!」


いつもしんちゃんはおじちゃんおばちゃんの言いなりだった


それはいい子なのか


ただしんちゃんはめんどくさいから、そうしているようにも思えた



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