表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/329

裏切り

その日は家にしんちゃんが仕事帰りに来る約束だった

しんちゃんから電話があった

「ごめん!残業で行けそうにない」

「お前どこにも行かず家にいろよ」

そう言われて

「わかった。頑張ってね」

と、電話を切った

部屋にいると友達から電話があった。

「もうすぐ仕事終わるんだけど飲みに行こうよ!」

家にいろよと言われていたが、

「うん!いいよ」

そう言ってスナックの後で良く行く店に飲みに向かった

「いらっしゃい!」

中へ入ると、そこには女2人男2人で飲んでいた


しんちゃんだった


あまりの出来事に言葉もでないまま案内された席につく

しんちゃんも私に気付いていた

もう1人はまた山本先輩だった

1人の女は先輩の愛人だった


ワナワナしながら

「マスター一緒に座ってもらってもいい?」

「いいけど何かあった?」


友達と、とりあえず酒を注文し飲み始めた

「どうしたらいいと思う?」

話ながら飲んでいた

これだけ広い街の中の1軒の店で、鉢合わせる。

そんなことあるのか!?

驚きと怒りを隠せないでいた


「とりあえずトイレ行ってくるね」

そう言ってトイレを済ませ、出たらしんちゃん達はもう帰っていなくなっていた

その頃には、もう携帯電話というものがあった


私は店の電話を借りしんちゃんに電話をかける


「先に帰るのに挨拶もないんか!」

そういうと、しんちゃんは店に1人で戻ってきた

「すんませんでした!お先に失礼します!」

そう言って店を出ようとしたので腕を掴み

「誰とおんの?どこ行くつもり!」

「誰も、もうおらんわ。帰ってった。もう帰るし」

「どいて!」

ドアを開けると一緒にいた女の子が待っていた

「ねぇー。何なの?この人誰?」

と、女の子がしんちゃんに聞く


「ふざけんな!!」

マスターが店で喧嘩はやめて!と止めに入る

外へ連れ出し駐車場で大喧嘩になる

胸ぐらを掴み罵りまくった

「お前なんか良いとこなんか何もない!顔だけなんじゃ!!」

待っていた女の子は帰っていった。私と飲みにきた友達も帰ることになってしんちゃんと2人


「残業とか嘘つきやがって!」

言い訳を聞くと、先輩は結婚していたが愛人がいて、2人で会って人に見られたらまずいから一緒に来てくれ、その代わり女の子連れてくるから


そう言われて断れなかったと言った


言いたい放題言って

私は帰ることにした


そこで気がついた


カバンがない!!

どこを探しても見つからない


頭にきていた私はカバンを投げ捨てて、口論していたようだ


そういえばさっき店の前を2人組の男が歩いてた


盗まれたか!?


とにかく家に帰った


翌日事情を家族に話し、中には財布が入っていたと言った


すぐに父親が警察に電話をかける


「もしもし。娘が財布盗まれましてね」

「はい、中には60万入ってたんですわ」

いつもお父さんは話を盛って大袈裟にする癖がある

「そんなに入ってへんわ!!」

そう後ろで怒鳴り電話を代わる

どの辺で無くしたのか

質問に色々答える


後日「カバン見つかりました」

と警察から電話があった


揉めていた駐車場の近くの田んぼの中に捨てられていたらしい

中の現金は抜き取られていた


その先輩は度々しんちゃんを飲みに誘い

その都度約束をキャンセルされる

その先輩が嫌いだった



後に、だから嫌いだったんだと心の底から恨むことになる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ