反抗心
お姉ちゃんはちゃんとしているいい子供だった
忙しいお母さんの代わりに学校に行く前、産まれてから1度も切ったことのない長い私の髪をとかしポニーテールにして三つ編みにする
母は後にマキがまだ小さいのに働きに行ってもいいのだろうか?
でもお姉ちゃんがもう6年生
ちゃんと弟と妹の面倒みてくれるだろう。大丈夫
そう思ったと言っていた
お母さんは縫製所で子供服をミシンで縫う仕事をしていた。
一番最初に家に帰ってくるのは私だった。裏庭に行き、隠してある鍵を取り自分で玄関を開ける
家では一人
用もないのにお母さんの仕事場へ電話する。
もしもしお母さんいますか?
今思えば迷惑だっただろうにと思う。
私は小さい時から絵を書くのが好きでこの子は絵の才能があると言われ、自信があった。マキちゃん絵書いて絵書いて!学校では友達に自由帳を渡され喜んで書いた
家でやることと言えば自分でお話を作り漫画を書くことだった
学校に行く途中いつも友達に書いた漫画をよんでもらう
楽しみの1つだった
学校でも必ず金賞で一番上に貼り出される
授業参観に来たお母さんが廊下で貼り出された絵を見ていた
書いた画用紙はお母さんが丸めてとっておいていた
私、将来漫画家になる!
そう言ったらお母さんはこう言った
「そんなものになれるわけがない。なって稼いでいけるわけがない」
いつも否定されていた
でも漫画は書き続けていた
あれもダメこれもダメ
机はゴミだらけでグチャグチャ
片付けなさいと何度言われてもやらない
「いらないなら捨ててやる」
ある日本当に机を庭に捨てられた
お姉ちゃんならお母さんごめんなさい。そういって片付けるだろうけど私はやらない
何日も庭に机が放置されているのを見かねて母が物を大切にしない、何も感じないのか?怒って言った
私の返事はこうだった
「捨てた人が片付ければ?」
何年たってもお母さんが忘れていない出来事である。
その頃には姉に髪を結ぶのを自分で出来るからやらなくていいと言い始めた
次第に父や母がいう説教をうるさいと感じるようになっていく
親の言うことは全て正しい
そう思い込んでいたが違うのではないだろうか?
ふと疑問に思った
学校からの帰り道、一人で歩いて思った
後何年学校にも行かなければならないのだろう
何年後に大人になるのか
それまで我慢していなければならない
何故学校なんて行かなくちゃならないのだろうか
指折り数えた
いつ幸せになれるんだろう
そんなことを考えていた




