新たな真実告知
中学三年のことだった
児相から、さっちゃんに弟がいることを話さなければならないと言われた。
現在弟は伊勢の里親宅で暮らしている
その下の弟は大阪の施設におり、里親は決まっていないと聞く
まだ受験を控えていて動揺するといけないので、高校生になってからにしましょうとのことだった。
高校生になり、児相の訪問があった。3人訪問し、その内の一人は乳児院にいた頃のさっちゃんを知る職員であった
さっちゃんを見て「こんなに大きくなったんだね」と、涙を浮かべていた
私のことを聞きにきたのではなく、さっちゃんの様子を見に来ているので、いつも私は、さっちゃんが洗濯も毎日していること。中学校から毎日お弁当を作っていること。とても明るい性格で、小さい時はあまり話さずよく泣いていたけど、いい子供に育っていると話す
さっちゃんも愛嬌がよく初対面の人でも平気だ。楽しく話をして3人が帰ろうとしたので
「弟の話はしなくていいんですか?」と言うと、もう一度座りさっちゃんに弟の話をした
さっちゃんは驚いていたが、とても喜んでいた
皆が帰った後、友達に「衝撃の真実!」と報告していた
ぜひ会ってみたいという話になり、夏休みになったら向こうの里親さんとも対面しましょう。ということになった
里親さん同士で交流はしていきたいかと聞かれて、したくありませんと返事をしたのだった
後でさっちゃんは何でママはいつもあの人たちにさっちゃんのことを褒めて話してくれるの?と言っていた
この頃には図書カードを持ってくる人達が児童相談所の職員であることをさっちゃんは理解していた




