旦那との出会い
春になり私と同い年の子達が沢山新入社員で入ってきた。
入り口で「おはようございます!」と数人に声をかけられる
恥ずかしくて、小さな声で「おはようございます」と答え、先に中へ入っていった。
その中の1人だった、後に旦那となるしんちゃんは、私の事を第一印象は
挨拶をしない人。無視された
そう思ったと話していた
仕事中お店の前を新入社員達が数人歩いていた
「ねえ。あの子すっごいカッコいいよね!背も高いし芸能人みたい」
ふーん
そう思って見ていた。
しんちゃんのことだった
会社の親睦会が居酒屋で開かれた。偶然私はしんちゃんの隣だった
当時は未成年だからと厳しいことは言われずビールをついで回る
しんちゃんはお酒はあまり飲めないようだった
私がジントニック下さい!そう注文すると、「僕も同じ物を!」
そう言って楽しそうに飲んでいた。
だいぶ酔っていたのかジントニックの入ったグラスにタバコの灰を落としていた
大丈夫かな?そう思った
そのうち気持ちが悪くなってきた私はトイレに吐きにいこうと席をたった。
「大丈夫?背中さすってあげようか」
警戒したが断れなかった
しんちゃんはトイレの中までついてきた。
吐こうとしたが後ろに人がいると思うと気になって吐けない
「ごめん、ちょっと出てってくれない?」そう言って振り返ると、しんちゃんは突然抱きついてきた
「ちょっとやめてよ!!」
怒鳴ってもみ合っている所にドアをノックされる
「ちょっとー!まだ?漏れちゃうよ!」外にいた先輩に言われ
「すぐ出ます!」そう言ってトイレを出た。
「何で2人でトイレにいるの?」
と言われた
お開きになり帰ることになった。私は寮に入っている新入社員の女の子達の部屋へ4人でお泊まりの予定だった
4人で駅に向かいホームにきたその時
「おーい!まってくれー!」
そう言いながら追いかけてきたのはしんちゃんだった
私たちがどの駅で降りるのかも知らず、とりあえず名古屋駅までの切符を手にこう言った
「俺も行く!」
その日5人でワイワイ部屋で騒いで、皆で川の字になり眠りについた
寝静まった夜中にしんちゃんは私の隣に来て抱きついてきた
驚いたが、何も言わず寝ているふりをした。
それからしばらくして幸子から聞いた。
ひろくん子供ができたんだって!
度々ひろくんは電話をくれたりして私は喜んでいた
マキちゃんに期待持たせるのはもうやめてあげてと幸子は、ひろくんに話していた。
私がずっとひろくんを忘れられず思い続けていることを話した
「愛人にならしてやってもいい」
ひろくんの答えだった
幸子が言った
「もうやめなよ。最初マキちゃんと付き合う時も、バナナにしよっかな。イチゴにしようかな?そんな感じだったよ」
愛人
そんな扱い受けてたまるか
ダメだ
もう無理だ
もう諦めなくちゃ
そう思った。
この頃は思ってもいなかった
私の人生を狂わせていく始まりに進んでいたことを




