表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
185/329

真実告知

子供には、里親であることをなるべく早く打ち明けなければならない

そう習っていた。年齢が高くなるほど難しく、実親だと信じて育ったのに違うという事実を知ると、凄い反抗期がきて曲がった方向へ行ってしまうと聞いた。

ぼく、要らない子なんだねと、ゴミ捨て場へ行った子供の話を聞いて胸が痛む

施設で18まで育った子供は、出ていかなければならない

頼る場所があればいいが保証人もなく、大変苦労するという。成人するまでが問題なのだ。施設に成人まで置いてくれればいいのに。

働き口にも困り、行き場がなく

大抵ヤクザか女の子は風俗などで働くようになり、一般家庭の人と結婚も出来ず、施設で育ったもの同士で結婚する。

産まれた子供は育てられず施設へ入れられると聞いた

外にでて、普通の暮らしができないのだ

さっちゃんにはいつはなそうか。私を信じて慕ってくれているのに、今のままでいて欲しい。でも言わなければならない


思いきってさっちゃんに話した

「さっちゃんにはね、産んでくれたママと、一緒に暮らすママと2人もいるんだよ!」「皆は1人しかいないのにさっちゃん良かったね!」

そう言うと、さっちゃんは空に向かって両手を上げた

「産んでくれたママ!ありがとう!!」

次の日学校で「あのね、さっちゃんね!名前が3つもあるんだよ!」「柏木でしょ!楠本でしょ!それから…」柏木はもう違うが覚えているようだ。先生がその話を聞いていたようで、大丈夫でしたかね?と報告をうけた

友達は良く分からなかったようだった

さっちゃんは上手く受け止めてくれた!良かった!


それからも私への態度は変わることはなかった

さっちゃんって字が上手だね!絵も上手!

良く褒められた

絵書いて絵書いてと友達に言われるさっちゃんの話を聞き、自分の子供の頃を思い出す


小さい時からおばあちゃんちで、姪達のいらなくなった練習帳を使い、いつもひらがなを書き、私が書き方を教え、絵の書き方も教えていた

よく何時間もああやって字を書くなあとおばあちゃんは感心する。遊んで遊んでなんて言わない

私が花丸をつけると凄く喜び、おばあちゃんが「間違ってる」とお直しすると、消して何度もやり直す負けず嫌いなのだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ