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免許をとろう

誕生日の半年前がきた

もう自動車学校へ行ける!

自動車学校へ通い始めた。

「勝手に学校を辞めたんだから費用は出さない。自分で何とかしなさい」

そういわれ貯金を下ろして自分で払った。自動車学校では「ヤンキー来たぁ!」と言われていた。

仮免許まで進んだ。

車に乗って路上を走る練習だった

運転席に座ると助手席に座る教官は「ハイヒールで運転するヤツがあるか!裸足で乗れ」と言った。

車の運転はめちゃくちゃ下手で

「赤だぞ!止まれ!」

「また脱輪か!お前の教科書はこうだな」

そう言って教官は大きく「脱輪の女王」と書いた


車高でも友達ができた。

幸子は私を束縛するタイプで私が他の人と遊ぶのは嫌がった

引っ越したら地元の友達に戻って行くと思ってた

友達になってって言うからなってあげたのに!

そう幸子に言われた

なってあげたという言葉に恩着せがましさを感じた

美容室へ行っても何故いるのが分かったのか調べて電話をかけてくる

朝からでも私がいるか確認の電話が入る

行動を逐一報告するのが当たり前になっていった

幸子家でトモコが遊びに来た。

2階の窓から幸子が話していた

「マキちゃんいる?」

「え?来てないよ」

トモコは帰っていった

え?と思った

何でいるのにいないって言ったんだろう

でも何で?と聞くことができなかった

幸子は独占欲の強い子だった


家に幸子からの確認電話があると、お姉ちゃんの彼氏は「ほら、管理人から電話が来たぞ!」と言って笑っていた。

しばらく車高に行くのが面倒になり、またフラフラして近くに住むまゆこの家に行きシンナーを吸ったりカラオケに行ったり。遊んでばかりいた。


車高の期日が近づいていた。

行かなくちゃ!


慌てて最後まで終えて卒業できることになった


車高の先生が一人凄く気にかけてくれて

試験の日は車で家まで迎えに来て乗せていってくれた。


先生!飲みにおいでよ!


先生はスナックまで来て歌など歌って楽しそうに帰っていった。

試験には合格して免許証をもらった。

皆まだ車なんて運転できないのに私はもう乗れるぞ!


車は最初はぶつけるだろうから中古の軽自動車にしなさい


お母さんが親戚から安くミラという車を譲ってもらってくれた


第1号だ!

ナンバーは小張小牧だった

車でまゆことシンナーを吸っていた。場所は駅の駐車場だった

記憶はそこまで。

気付いたら自分の部屋で寝ていた。家の電話が鳴る

出たら警察からだった。

「楠本まきさんですね。あなた昨夜何をしていましたか?」

警察?!昨日?何があった?

分からない

「何もしてません」と答えた。

「正直に認めないと余計罪が重くなりますよ」と言われ慌ててすみませんでしたと謝った。

通報があった人からはシンナーを吸っていたのではないかと言っていますが?と言われた。

男の人達に声をかけられていたことは思い出した。

「吸ってません。ナンパされて怖くて逃げたんです」と言った。

鉄道会社に行って弁償するように。誰なのか小張小牧ナンバーから追跡するのに時間がかかりました。と言われた。

名義を変更していなかったのか

それだけで電話は終わり急いでまゆこに電話した

「昨日何があった?」

「覚えてないの?」

駐車場で男の人達に何してるのかと聞かれ、私は慌てて逃げようとしバックして思い切り駅の宿直室に突っ込み、ドアを壊したそうだ

宿直室から「コラー!!」と叫ばれた声がよみがえった。

後日両親と共に鉄道会社の本社へ行き頭を下げ、書類にサインして拇印を押した。



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