凄いプレゼント
花の太ったお尻に、くっついて「癒されるなぁー」と言いながら寝た
夜中にお腹が痛くて、トイレに行った
戻ろうとした時、テーブルの上にノートパソコンが開いたまま、キーボードの上にメモのような物があるのに、気がついた
私宛の手紙だった
別れてくださいという内容だった
好きな人がいる
その人とは、身体の関係もあった。今は別れて一緒にはなれない
見ていたら豊くんが起きてきた
寝れなかったのか暗い顔している
手紙を見たかと言われた
私が言ったのはこれだった
「今日さ。私の誕生日なんだけど」
豊くんは「アッごめん」と言った
初めて貰うプレゼントがこれだった
キョーレツだ
勿論何か貰えるなんて期待してはいない
とりあえず落ち着いて、話し合わなければ!そう思って話を聞く
まずは私と出会ったときどうだったか、その前の彼女はどうだったか、過去の出会った女性を振り返り語り出す
お前は犬がいるからいいだろう
俺がいなくても一人で生きていけるだろう
この流れは前にも、二股されていた時にしていたのと全く同じだ。
毎回そのパターンを繰り返し別れてきたのだろう
彼女は、二十歳で、双子で母子家庭で育った
婚約者がいて、結婚する予定だったが俺とそんな関係になった
俺は奥さんがいるからと彼女に選ばせた。彼女は婚約者を選んだ
その後彼女は結婚して実家の隣に家を建てた
酔って電話をかけて、今さっちゃんという3歳の子供がいて…
そんな話をしたら彼女が「私を連れて逃げて!」と言った
彼女が好き。
そう話した
「私にも悪い所があったかもしれないけど…」そう話しだしたら急に態度が変わり
「そうや!お前のせいや」
「お前が悪いんや」
お前がいるせいで彼女といれない
彼女のことばかり言っている
「あの。私、妻なんですけど」
そう言うと豊くんは、ビクッとした
とにかく仕事に行かなければならない
お風呂へいった
男性の名前のメールが彼女だろう
お風呂に行った時に、相手の連絡先を控えた
「365日」という曲を、自分の気持ちだと送られてきていた
この曲が私はトラウマになるくらい嫌いになるのだった。
見つかってはならない
風呂から出る前に慌てて携帯を戻した
さっちゃんは起きて制服に自分で着替え、洗面所で歯を磨いている豊くんに「パパ!いってきます」そう言った
さっちゃんをとりあえず、バスに乗せ歩いて家に戻った
とんでもないことになった
この事態にどうしたらいいのか。
昼過ぎにさっちゃんは、幼稚園から帰ってきた。
「あーつかれた!」そう言ってランドセルをおろす
さっちゃんが言った
「ママ。パパに電話して」
そう言って私の携帯で電話をかけた
「モシモシ」電話に出た
「パパ!ママのお誕生日まだちてないよ」そう言った
ちゃんと覚えていたのだ
「ママの誕生日ならもう終わった!」と豊くんは答えた
「まだちてないもん!!」さっちゃんが言うと電話は切られた
「誕生日会をしなきゃ」
そう思ってケーキを買い、ポテトや唐揚げを揚げ、さっちゃんは髪をツインテールにしてリボンをつけてあげた
「たのしみ!」さっちゃんは笑う
「パパはやくかえってこないかなー」
「そうだね」
その後、仕事を終えて帰ってきた豊くんが、座り皆で「HAPPYBIRTHDAY」を手を叩きながら歌う
「ママ!お誕生日おめでとう」
さっちゃんはとても嬉しそうだった
死んだ目で歌った
さっちゃんが寝た後、「俺はもう決めた。離婚は決めたか」そう聞いてきた
昨日の今日で考える時間すらないと言うと
飲んでいたグラスを私に向けて投げた
壁にぶつかりグラスは割れる
「何でや!何で言うこと聞かんのや」
今までNo と言ったことのない私は「子供もいるのに離婚はしない」そう答えた
「部屋には入ってくるな」
そう言って、それから毎日別々の部屋で寝るのだった
翌朝起きてきたさっちゃんはガラスの破片を踏んでしまった
「いたーい!ママたったん血が出てる!」「大丈夫?ママ掃除機かけてるから、出てきちゃダメだよ。絆創膏はろうね」そう言った




