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新入り

花とモモは、新しくきたさっちゃんに興味シンシンだった

さっちゃんを抱いて家に入るが、飛び上がって吠える

しばらくはベビーベットに避難する

さっちゃんは大人しくてあまり話さない子供だった

何日かベットから下ろして、犬が近づいても大丈夫か確かめる

そのうち花たちも、さっちゃんが家にいるものだと、理解し静かになった

さっちゃんといる1日は長かった

豊くんが帰るのも8時すぎるので、ほとんど一緒に過ごせない

私が台所で料理をしていると、部屋で一人でおままごとセットで、オモチャのハンバーグや魚を皿に乗せて遊ぶ

「マキちゃんママ!」「うはん!できた!」そう言いにきて自慢げに、オモチャのごはんをみせる

写真を撮った

施設からもらったアルバムは1ヶ月ごとに、コメント入りで作られている

この続きを私も作りたい

そう思って写真は沢山撮っていた


次の日「ギャハハ!」と笑うさっちゃんの声が聞こえた

見ると両腕にトイレットペーパーの芯をはめて楽しそうにしていた

それも急いで写真を撮った


豊くんとさっちゃんが手を繋ぎ、私が花とモモを散歩紐で繋ぎ近くの公園へ行った

豊くんはさっちゃんを膝に乗せてブランコに乗った

それも撮影した


デパートへ行く

豊くんが「思い切り走ってこい!」とさっちゃんに言った

「走ったらダメって教えるもんやろ!」つい言ってしまった

怒って言い返すかと思ったら何も言わなかった


こう育てたいと思うものが、全然合わない。

寝てるから静かに帰ってきてね

と、電話で伝えておいても

「今帰ったぞー!ホラホラ起きろ!!」と言う

でも次第にさっちゃんは豊くんを「パパ」そう呼ぶようになった


この頃から豊くんは偽りの自分を演じていたのだろうと思う

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