失恋
ひろくんの家に遊びに行くことになった
何着ていこう!精一杯お洒落して初めていくひろくんの家にワクワクドキドキしていた
ひろくんの家には誰もいなかった
2人で向き合って座り他愛もない話をしていたその時だった
突然ひろくんに襲いかかられパニックになった
「あの、私生理で!」
とっさにそう言って帰ってしまった
まだひろくんとは手すら繋いだこともなかった
突然の出来事に驚きを隠せなかった
それからひろくんは何度電話しても出てくれないようになった
それでも謝りたくて好きだと伝えたくて何度も電話した
やっとひろくんから電話があった
ひろくんの言葉はこうだった
「別れよう」
たまり場にもひろくんはこなくなった
毎日泣いて過ごした
こんなに悲しい思いをしたのは初めてだった
家が完成した
元の家に戻らなくてはならなくなった
最後にどうしてもお別れを言いたくてひろくんの家の前の公園の滑り台に座り、帰ってくるのを一晩中まった
ひろくんは帰ってこなかった
幸子が「マキが家の前で待ってるよ」そう伝えたからだった
会うこともできず新しい家に着いた。私には6畳の洋室を用意されていた。初めての自分だけの空間だ
壁にはひろくんの写真を飾った
食事も喉を通らず、学校にも行かず毎日泣いてばかりいた
学校の先生達が家に来た
「これ以上はちょっと…」
出されたのは退学届けだった
サインをし先生達は帰っていった
「マキちゃんが卒業届けを持って帰ってくるの、お母さん楽しみだったな」
お母さんは呟いた
お母さんを悲しませてしまった
凄い罪悪感が押し寄せた
お母さんが仕事に出掛け家に誰もいなくなるのを確認してから
一人シンナーを吸うようになる




