初めての恋
ひろくんと、ともくんは暴走の走りの日、単車で転んで事故にあった
2ケツしていたので2人とも足を骨折し、近くの病院に入院することになった
よくお見舞いに行っていた
幸子が言った
「ひろくんが、俺マキちゃんと付き合おうかなって言ってたよ」
急にひろくんを意識するようになった
私はひろくんと付き合うことになった
2人は完治し、退院した
雨の日だった
「今日の夜、走るからお前の家から見とけよ!」
家の窓からは23号線が見える
遠くから数台のバイクの音が聞こえてきた
笑点のテーマの曲がバイクで鳴らされる
かっこいい!!
尾崎豊の曲を聞きながら感動していた
漫画ホットロードの晴山を思い出していた
次第に私は学校へ行かなくなる
学校へ行っていたらひろくんに会う時間がなくなっちゃう!
ひろくんについてパチンコ店に入った
パチンコなんて初めて!
ワクワクした
店員に声をかけられた
お嬢さんいくつ?
「18です」
とっさに嘘をついた
本当は16歳だった
してはいけないことをするのが楽しくて仕方がなかった
ひろくんに言われた
「お前学校いった方がいいんじゃないか?」
学校の先生は出席していたことにするから2年になって学校にきなさい
それでも行かなかった
家で漫画を読んでいたら2年の担任から電話があった
集合写真をとるからおいで。
星の王子様も見るよ!
「一度だけいってみるか」
学校へ向かう途中言われた
「お前相当有名人になっとるぞ」
学校につき歩いて校舎を見ると騒ぎ声がした
「楠本せんぱーい!!」
見上げると3階には一年生がいて
手を振っていた。
手を振り返すと
キャー!!という歓声があがった
私が暴走族の彼女であると憧れられているようだった
自分が凄い人間のような気がした
記念撮影をして、それきり学校に行くことはなかった
そうさ俺達愚連隊
そう書いたひろくんと、ともくんの写真を部屋に飾り見惚れていた
刺繍の入った特攻服
命短し恋せよ乙女
何だかそんなフレーズを覚えている




