表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
134/329

手術

手術の日がやってきた

尾崎先生のオペである

剥げ散らかしているが、かっこ良く見えてくる

先生にかかっている


家族全員その日は来てくれた


車椅子に座り連れていかれる

マキちゃんお守り!髪にシュシュをつけられた

「いってきます」


中に入り、後ろから「ちょっとごめんね」と言う声がして振り向いた。鼻と口を覆うガスマスクのような物が顔に近づいてきた所まで覚えている


うたた寝してた気がして、ハッと気付いた

私の中ではほんの2分くらいの感じだった

前に先生が立っていた

「アッ。先生今からですか」

そう言うと「終わりましたよ」

そう言われた

ストレッチャーに移され病室に移動される

お母さんの声が聞こえた

「生きているのよね!?」

看護師が「もう意識はあります」そう話していた

面会は一人2、3分でお願いします。

そう言われて次々と入ってくる

突然吐き気が襲い

「気持ちが悪い!!」そう言って「ティッシュちょうだい!」と言った

後ろの方に立っていた兄が、すぐにティッシュを買いにいった

小さな子供達は私の手を握って心配そうに見ていた


鼻から通していたチューブが抜けると、吐き気を催すようだ

手術は8時間かかったと聞いた

私の中では一瞬の出来事だ


摘出された子宮を見せてもらったと豊くんが言っていた

「綺麗な子宮だったよ」

そう言っていた

ICUに一人で入る

点滴と背中にはモルヒネが刺されている

強烈な痛みが絶え間なく続く

我慢していたが、ナースコールを押す

「痛くて我慢できない」そう言うと「血圧が低すぎてこれ以上打ったらだめなんです。自力で我慢してください」

そんなアホな!切腹して放置しているような物だ

「うつと死んじゃいますよ、でもかわいそうだから気持ち程度ね」

そう言って、少しだけ指先で、チョン。と触り追加してくれた


子供のころに唱えていた呪文を思い出す

「痛いのは今だけ!明日になったら忘れてる!」

何時間痛みを堪え悶絶していただろうか

病室の窓から朝日の光が差し込んできた

身動きが取れず体が痛かったので、何とかして横を向こうと、手すりに手を伸ばすが届かない

何度も試し、疲れ、それでも諦めなかった

横を向くことが出来た!!

朝日をバックにピースサインをした。自分の手をカメラにむけ、写真を撮った


皆に写メを送信した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ