↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物語ノ余白  作者: 丹夢
非日常のある日々
PR
25/40

25. 狐

 彼女が明かりを消し、寝ようとしたとき、ベランダから奇妙な物音が聞こえてきた。

 最初はあまり気にしなかったが、その奇妙な音が何度も続き、彼女は少し苛立ってきた。

 このマンションに引っ越してきてから、野鳥がよくベランダにやって来て遊んでいる。

 また野鳥が何かいたずらでもしているのだろうと思い、彼女はカーテンを開け、外を見た。

 その瞬間、彼女の思考が一瞬止まった。

 ベランダの手すりに、一匹の狐が座っていた。

 狐は前足で一本の木の枝を握り、彼女の物干し竿を何度も叩いている。

 視線に気づいたのか、狐がちらりと彼女を見た。

 次の瞬間、白い姿は月明かりの中へと消えていった。

 「……」

 あの狐はいったい何をしに来たの?!

 いや、待って。

 どうして彼女のベランダに狐がいるの?

 しかも、ここは十二階だ。

 いったいどうやってここまで上がってきたの?

 彼女は頭の中を疑問でいっぱいにしたまま、再びベッドに横になった。

 もしかしたら、彼女はとっくに眠っていて、さっき起こったことはただの夢の中の奇妙な出来事だったのかもしれない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。