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夕食の席で父・レバノンが突然にこんなことを言った。

「レナ、来月から学校に行くぞ」

「え、何で?

「今までどおりマーサさんに教えてもらうんじゃ駄目なの?あたし

マーサさんの授業わかりやすくて好きよ」

「あらまあ、レナお嬢さんにそんな事言っていただけるだなんて幸せですわ」

夕食の片付けをしていたマーサは頬に手を当てて喜びの意思を表す。

「でもお嬢さん、学校にいけば同年代のお友達が沢山できますよ。」

「え、本当?」


「もちろんですとも」

穏やかな笑顔で肯定してみせた。

「でも何で急に?」

父さん、しばらくこの街に住むって言ったろう。

もう町や村を点々としなくてもいいんだ。だから落ちついて学校にも通えるんだよ」

理由があって学校に通えないものは、家庭教師をつけることによってそれが免除されるのだが、実際マーサは優秀な家庭教師だった。中央貴族の伯爵家では、レナの母親であるミーリスの教育係であった過去を持つ。

「ふーん。そっかー」

そう言ってちチラリとマーサの顔を見る。マーサは納得した様子で黙っている。

「じゃあさ、学校にはピルルちゃんも連れて行って良い?」

レナの提案にレバノンはしばし熟考して、

「勉強の邪魔にならないのならね」

許可をだした。たべものをたべないし、吠えないし噛みつかないし、大丈夫だろう。と

「じゃあさ、バーニーは?」

再び熟考する。

「やめておきなさい」

他人の食べ物は欲しがるし、吠えるし、噛みつくかもしれない。

「じゃあお留守番だね」

レナも逡巡した結果、察して寂しそうにうなずいた。

「それがいいね」

「わう?」

暖炉の前を陣取っていたバーニーが目覚めて不思議そうにこちらを見る。自分を置いていく相談とは露知らず、

名前呼んだよね。とでもいいたげな表情で。



しばらくはこれくらいの分量で行こうかなと思います。

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