↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/23

僕のランドセル!

今回も僕は困っています。


マークに父さんの事を聞いたのはいいけど。マークは父さんの事を知ってる訳ないし、嫌な事思い出したし、軽いトラウマなんで、僕の方がダメージ大きいんだ。


そう言えば、マークのせいですっかり忘れてたけど、僕のランドセルを探さなければいけないんだよ。

ナッちゃんを迎えに行く前に、見つけて隠しておかないと、またナッちゃんの所有物にされてしまう。


「あのさマーク、今まで黙っていたんだけど、実はお願いがあるんだ」


「マナブ。なんでそれを早く言わないんだ。おかげで暇を持て余していたよ」


何を言ってるんだよ。漫画見たり、僕をからかって十分に楽しんでたじゃないか。


「ごめんよマーク。なかなか言い出せなかったんだよ」


僕は暇じゃないんだよ。あんたを追い返すのに必死なんだ。


「僕は今、隠されてしまったランドセルを探してるんだ。僕の命より大事な物なんだよ。お願いだから一緒に探してよ」


「そんなに大事なら、離さないで持ってればいいのに」


何言ってるんだよ、命より大事なランドセルなんてある訳ないだろ。こう言った方がマークのテンションが、上がると思ったから言ったのに、僕の優しさを踏みにじるなんて。ひどいよ。


「うん。そうだね、次から気を付けるよ。取り敢えずマークはリビングを探してよ。僕は母さんの部屋を探して来るから」


マーク一人残して行くのは少し心配だけど、背に腹は替えられないよね。


母さんの部屋に着いたんだけど、母さんの部屋には鍵が掛かってたんだ。いつの間にこんなの付けたんだよ。そんなに僕にランドセルを渡したくないのかよ。


僕はドアを壊す勢いで引っ張ったんだ。勿論、僕のフルパワーでだよ。


くそっなんで開かないんだ、こんなに一生懸命にやったのに報われないなんて、世の中は間違ってるよ。


はぁっ!

そう言えば母さん、このドアは、押して開けるタイプだって言ってたじゃないか。


開いたよ。

神様ありがとう。


なんていうか鍵穴がただの飾りだったんだ。


それから僕は、無我夢中でランドセルを探したんだ。ベッドの下からタンスの中まで隅々探したよ。


でも、見つける事ができたのは母さんのへそくりだけだったんだ。

この家の財布のヒモは母さんが握っているのに、へそくりなんて意味ないと思うんだけど。銀行に預けた方が安心だと思うよ、僕は。大人って不思議だね。


しょうがないから、リビングに戻ったんだけど、キッチンの方から物音がするんだ。


マークが家の冷蔵庫を荒らしてたんだ。


「そんな所にランドセルがある訳ないだろ」


そこは、お昼ご飯の時に僕が調べておいたよ。


「マーク何勝手に食べてるんだよ」


「プリン」


なんだって、プリンって言ったら今日の僕のオヤツじゃないか。


「なんて事を……」


僕は急いで冷蔵庫を確認したんだ。


良かった。

僕のプリンは無事だ。取り敢えず安心。

なんで無事なのが分かるかって言うと、フタにちゃんと名前を書いておいたんだ。そうしないと全部ナッちゃんに食べられちゃうんだよ。


「よくも、ナッちゃんのプリンを」


ナッちゃん、ごめんよ。お兄ちゃんはナッちゃんのプリンを守れなかったよ、こんな情けないお兄ちゃんを許しておくれ。


「マクギブソンめ、此処で会ったが百年目、成敗してくれる!」


「そんな事言うと、もう何も教えてあげないよ」


大人気ないよ、卑怯だよ、マクギブソン。


「そんなの必要無いよ。おとなしく観念するんだ」


僕の殺人チョプをお見舞いしてあげたんだ。そしたら見事に真二つにマークのオシリが割れたんだよ。僕って凄かったんだ、初めて気付いたよ。




おっと、そろそろナッちゃんを迎えに行かないと。


そう言えば、僕ナッちゃんが通ってる保育園の場所を知らないよ。


どうしよう。






教えて!マクギブソン






続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。