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「騎士」と「賢者」は偽りを使い世界を見る。  作者: 桜薔薇 青
第二章 再び回る歯車

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再戦を、、~機械の心~

ガリルと「聖なる武器」を持つ六人が戦う、、

そうして、ガリルは話しかける、、

しかし、六人はまるで機械のように、、

ガリルは、自身が持っている「聖遺物」を、、

「、、初めまして。私は、ガリル。あなた達は?」


「私たちに、、名前はない、、私たちはただの「兵器」ですので。」


「は?あなた達は今を生きているでしょ?なのに、、なんで「兵器」なの?」


「私たちに個人の考えなどいらない。ただ、あるのは、、この国に弓を引くものを、、殺すのみ。」


六人が一斉に襲い掛かる、、

「大剣」と「槍」が先頭を切り、ガリルに対して攻撃を仕掛ける、、

しかし、ガリルは背中に翼をはやし、その攻撃を防ぐ、、

「槌」が、防いだ攻撃の上から叩く、、

すると、ガリルの翼に食い込み、切り裂く寸前で止まる、、


「おぉ、、「聖遺物」によって作られた翼に、、三人とはいえ、ここまで切り込めるのね。」


ガリルが感心していると、、

「弓」の光の矢がガリルに向かってくる、、

ガリルは、その矢をもう一枚の翼で跳ね返した、、

だが、「盾」によって光の矢は防がれる、、


「さて、、これで、、あなた以外の皆様は手を見せてくれた、、貴方は何を?」


ガリルは「杖」に質問を投げかける、、

「杖」は、その問いに答えるように、五人の身体、攻撃力を強化した、、


「後方支援でしたか、、」


ガリルが呟いた瞬間、、

強化された「大剣」、「槍」、「槌」の三人の攻撃によって、防いでいた翼は切られ、ガリルの胸が斬りつけられる、、

ガリルは、即座に反応し、後方に下がる、、


「、、しまった、、すこし、、油断し過ぎた、、」


「完全には斬れませんでしたが、、深く入ったでしょう、、」


「大剣」がそう言うと、、

ガリルの光輪から、水色の光がガリルを包む、、

すると、ガリルの傷は綺麗に消えた、、


「、、「全てを治す者(ラファエル)」ですか。」


「えぇ、ですが、、今ので仕留められなかった、、もう、あなた達にチャンスは訪れない、、」


ガリルがそう言った瞬間、、

光輪から、緑、ピンク、水色の光が翼の形となり、ガリルの背中に生える、、


「さて、、では、やりましょう。」


ガリルが言うと同時、、

「大剣」と「槍」が仕掛ける、、

だが、ガリルは、翼ではなく「全てを護る者(ミカエル)」の盾で防ぐ、、

それにより、「槌」はガリルに直接攻撃するしかなくなる、、

だが、「聖遺物」を持つガリルにとって「聖なる武器」の攻撃を止めることは造作もないことであった、、


「、、っ!!か、、片手で!!」


「、、まずは、、鈍重なものから壊すことが破壊の鉄則です!!」


ガリルは、「槌」を片手のまま握りつぶす、、

破片が、ガリルと六人の視界を一瞬だけ隠す、、

その隙に、「弓」はガリルに矢を放つ、、

だが、そこにガリルの姿はなかった、、


「、、どこに行った。」


「ここだよ。遠距離は邪魔だからね。潰せるときに潰すことも、、戦いの鉄則、、」


ガリルは「弓」の脇腹を蹴り飛ばす、、

「弓」は、死角からの攻撃であったため、反応できず、まともに食らう、、


「、、っ!!がっ!!はっ!!がはっ!!」


「どうですか?鋭く刺さるような蹴りは、、」


「弓」は息ができていない状態、、

その状態の仲間がいれば、普通は駆け寄り心配をする、、

しかし、五人は、「弓」のことなど一切気にもせずに、ガリルにだけ集中をする、、


「えぇ、、少しも気にしないの?一応、仲間でしょ?」


「そうですね、、ですが、戦場では相手から目を張すことは、死を意味する、、故に、仲間がどうなろうと、、気にしないように訓練をするのです。」


「あっそう、、なんか、、人間味が薄いね。はぁ、、そんなところに執着していたの?私、、」


「どう思われようとも、、我々は命令を遂行するのみです。」


「大剣」と「槍」が再びガリルに向かって行く、、


「馬鹿の一つ覚えみたいに、、突っ込んできて、、どれだけ来ても、、私に傷一つ追わせられないわよ!!」


ガリルは、「全てを護る者(ミカエル)」の盾にて、攻撃を防ごうとする、、

すると、「大剣」がいきなり刃を倒し、土台のようにする、、

「槍」は「大剣」が倒した刃の上に乗り、構えをとる、、


「何を、、」


ガリルが不思議に思っていると、、

「大剣」の腕に血管が浮かび上がり、力が溜まる、、

そして、「大剣」は「槍」をガリルに向かって打ち出す、、

ガリルは驚き、盾を構える、、

だが、回転力を得た「槍」は、「全てを護る者(ミカエル)」の盾を、削りながら貫こうとする、、


「、、っ!!これしきの事!!」


ガリルが、踏ん張り、盾に意識を集中させる、、

その隙を「弓」が捕らえる、、

本来であれば、ガリルは翼で光の矢を跳ね返る場面、、

しかし、少しでも気を緩ませれば「槍」の攻撃が通ってしまう状況、、

そんな場面で、意識の外から放たれる矢、、

その矢を防ぐ術は、ガリルにはなかった、、


「、、っ!!」


ガリルの脇に矢が刺さる、、

それにより、体制がずれ、盾の側面を「槍」が滑るように動く、、

その先は、ガリルの額であった、、


「もらった。」


「しまっ、、!!」


「槍」はガリルの額を貫く、、

ガリルの膝が地面につく、、


「、、ガリルの脈を確認しろ。「槍」。」


「大剣」が指示をすると「槍」はガリルの首に指をあてる、、

「槍」の指に伝わってきたものは、、

徐々に熱が無くなっていく血管であった、、


「、、温かさ、動き、、もうすぐ死ぬ人間のものだ。」


「槍」がガリルに額から武器を抜く、、

ガリルは、力なく前方方向に倒れる、、

だが、ガリルの光輪は紫の光を出す、、

それに、気にするものは誰一人とていない、、

死にゆくものが生き返る事、、

それは、「奇跡」のみでしたなしえないものだからである、、


「、、これで終わったのか?」


「さぁな。だが、宝石が落ちぬ限り油断はできない。」


「そんなものか?今、こうして、こいつの額を貫いた、、「奇跡」でも起きない限り、こいつが復活することはない。」


「、、「奇跡」、、そう言えば、、誰か、「負け無き者(サンダルフォン)」の宝石を拾ったものはいるか?」


「大剣」からのその質問に答える者は誰一人としていなかった、、

その光景を見て、「大剣」にある考えが浮かぶ、、


「、、まさか、、「槍」すぐにもう一度突き刺せ!!今度は心臓だ!!」


「は?何言って、、」


「槍」は突然、頭上から現れた刃物に斬られる、、

「槍」は、左右に倒れこむ、、

その間から、ガリルが立ち上がる姿が見える、、


「あぁ、、痛かった、、全く、、「不幸」が先に来ることもあるのね。でも、、おかげで「奇跡」が起きた、、」


「、、っ!!やはり、、貴様は「負け無き者(サンダルフォン)」を持っているな!!」


「うん。持ってるよ。ほら、紫の光の翼が見えない?」


ガリルが翼を広げる、、

そこにあったのは、緑、ピンク、水色、、そして、紫の光の翼があった、、


「、、「槍」がやられた、、「槌」は破壊され、「弓」は腹部にもらった攻撃によって、息がしにくい状況、、」


「大剣」が考えていると、、

ガリルが口を開く、、


「次はどうやって攻めようか?そんなことを考えているのでしょ?でもね、、どれだけ立てても無駄足、、不思議に思わない?どうして、私が意図的に「奇跡」を引き寄せられたか、、ガレウス先生でも、「奇跡」と「不幸」の操作はできなかった、、でも、私はそれができた、、なんでだと思う?」


「、、さぁ。「聖遺物」を持ったことない者からしてみれば、、全てのことが未知のことですから。」


「そうか、、「未来を見通す者(ガブリエル)」の力は知っているか?」


「えぇ、”数秒先を見通すことができる”」


「そう、なら、「負け無き者(サンダルフォン)」の力は?」


「たしか、、”奇跡を起こす”でしたか?」


「えぇ、合ってるわ。なら、「数秒先が見える」と「奇跡を起こす」の二つを同時に使ったら?」


「、、”数秒先に起きる「不幸」を「奇跡」によって回避する”ことができる、、」


「その通り!!私が、額を貫かれて生きていたのは、「槍」によって額を貫かれることが”見えた”から!!「奇跡」を起こすために「槍」による「不幸」を先に受け、引き寄せた、、ということ。言ったでしょ?あなた達に、、もう、勝てる可能性などないって、、」


ガリルは、緑、ピンク、水色、紫の光の翼を消す、、

そうして、再び光輪が光りだす、、

今度の光は、赤、青、黄緑、黒の光が放たれ、翼となる、、


「、、さて、、それでは、一気に減らしましょうか、、」


ガリルがそう言った瞬間、、

両手に、火球と水鏡が現れる、、

ガリルは、その二つが向き合うようにする、、

すると、その間に光が交差するように現れた瞬間、、

その光は、無造作に空間に乱射された、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い

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