再起に向けて~勝るもの~
ケルトリックとアーデルは「裁定者」と相対する、、
「裁定者」の力は、、
ケルトリックとアーデルは、、
そして、「騎士」の復活は、、
「何?あれ?」
「さぁな、、だが、、歩こうとすると、、体が硬直する、、」
「やっぱり?私も動こうとしてるけど、、動けないんだよね。」
「、、「ルール」を決めても、、完全に強制ができていない、、なんという、、強さ!!剣と歩行だけでは足りないか?」
「裁定者」がそう言うと、、
剣のマークが目のマークに変わる、、
その瞬間、、
アーデルとケルトリックの視界が見えなくなる、、
「、、っ!?み、、見えなくなった!?」
「、、、見えなくなる前に、、あのマーク、、目のマークに変わった、、やはり、、「ルール」を変えているのか?」
「、、さぁ?どうでしょうね?」
「裁定者」が手を動かす、、
その動きに合わせるように、「聖教騎士」たちが剣を抜き、二人に向かって行く、、
しかし、二人は感覚のみで次々と「聖教騎士」たちを倒していく、、
「まぁ、、視覚が奪われても、、感覚さえ残っていれば、、戦えるけど、、やっぱり、見えないと距離感が曖昧になるな、、」
「そうね、、下手したら、、ケルトリックに当てちゃうかも、、」
「そうか、、それなら、、お前の感覚が老いぼれている証拠だ、、鍛練をしたらどうだ?」
「、、可愛げがないわねぇ、、まぁ、そんなことはしないけど、、」
「どういうことだ?目が見えていないはずなのに、、どうして戦える!?」
二人があらかたの「聖教騎士」を倒し終えると、、
「裁定者」の言葉に答える、、
「どうして戦えるって?こっちはあんたらより、、戦い抜いてきた。くぐってきた戦場の数が違うんだよ、、一回でも間違えれば、、死ぬ。それがこっちの常識だ。お前みたいに、「聖遺物」を使ったら簡単に勝てるなんて、、おとぎ話みたいな話はないんだよ。」
「、、その言葉はむかつきますね、、」
「裁定者」がマークをすべて無くす、、
すると、二人の視界と足に自由が戻る、、
「、、っ!!いきなり解かれると、、地下の明かりとはいえ、、眩しいな、、」
「私が、なぜ解いたか、、わかりますか?」
「さぁな?理由なんてあるのか?」
「もちろん、、こうするためです!!」
「裁定者」が五つのマークを出現させる、、
そのマークは「五感」、「四肢」、「魔力」、「剣」、「感覚」であった、、
「概念系から、、肉体系か、、しっかし、、すごいことになっているぞ?完全な「無」だな。」
「どうして、、そんなに余裕そうなの?私はすでにきついのよ?」
「、、精神力がすさまじいですね、、通常であれば、、ほぼ全てを奪われたら、、即発狂してもおかしくないのに、、」
「、、「裁定者」様、、今、攻撃を仕掛けますか?」
「、、えぇ、ですが、、くれぐれも慎重に、、感覚は奪っているとはいえ、、相手は「神聖国家」を壊滅まで追いやったものたち、、慎重に、、確実に仕留めなさい。」
「かしこまりました。」
残っていた「聖教騎士」たちがゆっくりと近づく、、
だが、二人は「五感」と「感覚」を封じられているため気づけない、、
「聖教騎士」が剣を振り上げ切り殺そうとする、、
その攻撃は当たる、、はずであった、、
「、、っ!?ど、、どういうことですか!?ほぼ全て奪っているのですよ!?なのに、、どうして!!「聖教騎士」たちがやられているのですか!?」
「、、あはは!!お前、、「聖遺物」のマークは作れないのか?」
「は?」
「だから、、「聖遺物」のマークを作って「ルール」を決められないのかって聞いてんの?」
「そ、、それは、、」
「出来ないよな!?だって、、そんなことをすれば、、お前も使えなくなる、、お前の「聖遺物」によって決めた「ルール」はお前にも適応される、、だが、たった一つだけ無効できる、、そうだろ?だから、お前は攻撃をしてこなかった、、動こうとしなかった、、視覚を奪ったなら、、お前自身で止めを刺すことができたはずだ!!なのに、、しなかった、、それは、、できなかった、、そうだろ?だが、、「聖遺物」を「ルール」で定めてしまえば、、「聖遺物」による「一つの無効化」が使えなくなる、、だからしなかった。だろ?」
「だったら、、何ですか?それと、、「聖教騎士」たちが倒れたことに、、何が関係あるのですか!?」
「なぁ、、「聖遺物」がどうして他人に渡せるか、、「先導者」と呼ばれるものがいるのか、、知っているか?」
「、、どうしてですかね、、」
「まぁ、、気にもしないわな、、お前らは、、不思議に思わなかったのか?どうして、、三百年も生きれたのか、、「教皇」が一切の老いを感じさせないのか?「神」の祝福だと思ったか?」
「そ、、それは、、」
「そんなわけがないだろう。その「聖遺物」は、、人を「破滅」に道ぶくための、、「神」からの「呪い」だよ。」
「そ、、そんなわけがないでしょうが!!何も知らず!!「聖教」にすら属していない貴様が!!「聖遺物」を騙るな!!」
「、、まぁ、、そう言って否定するよね、、でも、本当だよ?どうして、私たちがあなた達を殺すと思う?あなた達のしていることは「布教」、、より「聖教」を広げようとする行為、、本来であれば「神」から賞賛の言葉が来るような行為、、でも、あんたたちに来たのは、、人外の力、、「人」が人外の力を、、ましてや、、使い方もままならないものを持てば、、どうなるか?「聖教」にもある、、書物なんかで見たことあるんじゃないのか?」
「、、「人では使えない力を持ったものは破滅に向かう。驕り、怠け、見下せば、待っているは「死」のみ」、、あの文献は、、あの書物は、、本物だったというのか!!」
「知っているか?「聖教」は最も古い教会だが、、最も新しい教会だって。」
「は?何を言っているのですか?」
「あはは!!そこまで隠していたのか!!あの爺!!全く、、どこまでも用心深いな、、」
「な、、何を言っているのですか!?さっきから!!一切!!話の内奥が見えてこないですよ!!」
「はぁ、、まぁまぁ、、落ち着けよ。お前にこうやって話したのは、、お前がどうせ死ぬからだ、、」
ケルトリックがそう言った瞬間、、
「裁定者」が突然苦しみだした、、
「、、っ!!がっ!!く、、苦しい!!む、、胸が!!い、、一体、、何を、、」
「お前なら知っているんじゃないのか?相手を強制的に「死」に至らしめる「聖遺物」を、、」
「ま、、まさか!!「宣告者」の、、「死を告げる者」!?だ、、だが、、お前は「聖遺物」を扱えないはず、、」
「あぁ、「聖遺物」は扱えない、、だが、「聖遺物」を扱える「人」を操ることはできる。お前の「ルール」は確かに便利で厄介だ、、だが、その「ルール」にも条件がある。例えば、、「ルールを決める前に出している場合、それを消すことはできない」とかな?確か、、「不遡及性」だったか?」
「、、っ!!ま、、まさか、、わ、、私の「聖遺物」を知って、、」
「もちろん。「騎士」からあらかたの「聖遺物」は教えてもらっていたからな。」
「で、、ですが、、貴方は私のことを知らないと、、」
「ん?あぁ、、「お前」のことは知らなかったぞ?だが、、「聖遺物」までは知らないとは言っていない。私は「騎士」から「聖遺物」の「名前」は効いていたが、、その力まではしなかったからな、、だが、お前の力を見て確信した、、お前の「聖遺物」は「定める者」だな?」
「、、っ!!だ、、だとしても、、お前が私に攻撃をできるわけが、、」
「はぁ、、お前、、少しは気づけよ、、この空間は薄暗いからな、、「死を告げる者」の霧は認識できないだろうが、、ガリルの翼は見えたはずだぞ?だが、お前はそれを無視して私たちに攻撃をした、、それは正しく「驕り」だよなぁ!?」
「、、はぁ、、はぁ、、」
「おや。もう限界か、、」
「裁定者」のマークがすべて消える、、
「戻ってきたな、、」
「いきなり戻ってくると、、ちょっと気持ち悪いわね。」
「まぁ、動けなかったからな。だが、動けていれば少しは危なかったかもな、、何も変わらない状態で動き回れば、、私たちに傷が増える状況だった。」
「そうね。それで、、そこに転がっているのは?」
「、、「裁定者」なんて名乗っていた者だろ、、」
ケルトリックが触れる、、
しかし、「裁定者」には命のぬくもりはなかった、、
そして、近くには「定める者」が落ちていた、、
「あっけない最期ね。」
「そんなものさ。戦いなんて事前準備をやってる方が勝つ、、どんなことでも計画がなければ何もできないしな。まぁ、相手が悪すぎたな。」
「そうね、、ところで、「聖教」が最も古く、最も新しいってどういうこと?」
「あぁ、、それは、あいつに説明をしてもらおう。」
ケルトリックとアーデルが奥に進んでいく、、
そうして、厳重な扉が現れる、、
しかし、ケルトリックはその扉を触れただけで溶かした、、
「、、そんな魔術があるのね、、」
「あぁ、「水酸魔術 黄金の酸」よ。溶かせるとイメージしたものを溶かせる魔術。意外と便利よ?」
ケルトリックとアーデルは溶けた扉をまたぎさらに進む、、
そして、二人の目の前に現れたのは、、
片膝を着いた氷像にして石像の「騎士」であった、、
そうして、ケルトリックは「騎士」を覆っていた氷に触れると、、
氷は解け、石は剥がれ落ちていった、、
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