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「騎士」と「賢者」は偽りを使い世界を見る。  作者: 桜薔薇 青
第二章 再び回る歯車

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再起に向けて~散る奇跡~

ガリルとガレウスの勝負が決する、、

その勝者は、、

次に向かうは、、

「がっ!!こ、、この力は、、「墓守」様の、、」


「わ、、私は、、「聖遺物」を使っても、、翼は一つしか生えない、、それは、、「先導者(ザ・リーダー)」の力だって、、ケルトリックから教えてもらった、、げほっ!!でも、、あんたは、、それに気づいていなかった、、だから、食らったの、、「死を告げる者(アズラエル)」に侵された、、あんたは、、死を伝えられた、、せいぜい、、短い時間を過ごしな、、はぁ、、はぁ、、」


「、、っ!!ふざけるな、、私の、、俺の「奇跡」は!!「聖遺物」の力も超える!!信じることが「奇跡」を起こす近道!!」


ガレウスがさらに「負け無き者(サンダルフォン)」の力を行使する、、

その力は、「聖遺物」を凌駕する、、

ガレウスは血を吐きながらも立ち上がる、、


「はぁ、、はぁ、、は、、ははは!!やった!!見たことか!!ごほっ!!これが、、「奇跡」の力だ!!俺は!!「奇跡」で「聖遺物」に勝った!!あはは!!!」


ガレウスが「奇跡」に大喜びしていると、、

ガリルが口を開く、、


「、、、ま、、まさか、、本当に、、起こすとは、、はぁ、、はぁ、、でも、、良いのか?「奇跡」には「不幸」が起こるんだろ?」


「あ?今はいいのですよ!!今は、、私が生き残りあなたが死ぬ!!その「奇跡」が何よりも!!私の生命力になる!!」


ガレウスは「奇跡」にて「死を告げる者(アズラエル)」の力を封じ込めたのである、、

それは、人が起こす「死からの生存」、、人の常識、、世の理から外れるような、、「奇跡」、、「負け無き者(サンダルフォン)」の「奇跡を起こす」力は、「神」の領域にまで達していた、、


「ははは!!このまま!!お前が死ぬまで待っていてやる!!」


「、、「不幸」は、、「奇跡」の度合いによって決まる、、そう言ったのは、、ガレウス先生、、貴方だ。」


「あぁ。それがどうした?」


「、、「神」の如き、、「奇跡」、、本来なら人では不可能、、だけど、、貴方はやってのけた、、「祝福」には、、「神罰」が下る、、」


「何を言っている?」


ガレウスがガリルの言葉に返すと、、

背後に気配を感じる、、


「、、っ!?」


「あれ?ガリルが勝ってると思ったけど、、やっぱり、、戦いとなれば予想は外れやすくなるね、、」


「、、は?お、、お前は、、「死角無き者(メタトロン)」が相手を、、していたはず、、あまりにも早すぎるだろ、、」


「え?魔力を使えるならこんなものでしょ?それに、、信じられないなら、、これを見たら?」


ケルトリックが「死角無き者(メタトロン)」が持っていた美しい緑色の宝石を見せた、、

それを見たガレウスは「死角無き者(メタトロン)」が一割程度しか魔力が回復していない者に負けたことを悟る、、

と同時に、、自身に一切の勝ち目がないことを悟る、、


「あぁ、、これが、、「不幸」、、いや、「神罰」か、、」


「、、、、、」


「まったく、、やはり、、過信をしてはだめだな、、「奇跡」はあくまで「奇跡」、、そこからどう生きるか、、そこからどう打開するかは、、自分の力次第か、、」


ガレウスが上の空になっていると、、

ケルトリックが火球を出す、、


「どうする?戦う?それとも死ぬ?」


「そうだね、、痛いのは、、いやかな?」


「あっそう。」


ケルトリックが火球でガレウスを焼き払い、、

ガレウスから青い宝石が落ちる、、

ケルトリックは、ガリルに近づき回復をする、、

それから数分後、、

ガリルが目を覚ます、、


「ん、、ここは、、天国?」


「ならいいんだけどね。大丈夫?ガリル?」


「あれ、、ケルトリック?どうして、、天国なら、、ケルトリックはいないはず、、」


「どういうことか、、後で聞くとして、、回復を一気にかけたから魔力酔いでもしたか?それとも、、貧血による判断能力の低下か、、どちらにせよ、一人で歩ける様子ではないし、、」


ケルトリックはアーデルにガリルを担がせ、地面に落ちた七つの「聖遺物」を回収して、再び地下に向かって行く、、


「結局、、勝てなかったじゃないの。」


「え?ガリルは勝ったぞ?」


「そうじゃなくて、、”一人で”って話よ、、やっぱり、、この子に「聖遺物」を扱えなんて、、酷なんじゃないの?」


「アーデル、、お前は随分と「人」らしくなったな。「騎士」と離れて霊体として世界でも見回ったか?」


「違うわよ、、別に、成人していて、騎士や兵士として働き、戦うなら別に使ってもいいのよ、、でも、彼女はまだ学生、、いや、学生”だった”、、自分の未来を自分で探して、様々な苦難や楽しみがあった、、でも、彼女は「聖遺物」一つを持っただけで運命が大きく変わってしまった、、もしかしたら、自分とは一生縁のないような物だったかもしれないのに、、」


「、、だとしても、、ガリルはきっと「聖遺物」を取って私についてくるよ。」


「どうして、そう言い切れるの?」


「私はね、アーデル。あんたと違ってガリルを一番近くで見てきた、、そんな、私が、、”頼りにしている”ガリルのことを信じないでどうするのよ。私は、ガリルの負けず嫌いも、意地っ張りも、喜怒哀楽も、、その全てを近くで見てきた、、全て、、とまではいかなくても、、それなりにね、、そんな、私が言っているのよ?信じられない?」


「、、はぁ、、あんたから”頼りにしている”なんて言葉が出たんじゃあ、、その勘はバカにできないわね、、でも、私は、彼女をこの世界に引き込んだことは反対ってことだけは覚えといて。」


「あぁ、この頭にしっかりと、、刻み付けておくよ、、アーデル。」


そんな会話をしながら進んでいると、、

ケルトリックがある事に気づく、、


「この地下に続く道って、、こんなに長かったか?」


「さぁ?私は、武器のままでよく見てなかったから覚えてないけど、、ケルトリックが感じるなら、、長いんじゃないの?」


「、、何だ?少し調べてみるか、、」


ケルトリックが「未来を見通す者(ガブリエル)」の「聖遺物」を取り出す、、

すると、ガリルの手に当てると、、

淡い光がガリルに宿る、、


「ちょっと!!今は気を失って!!」


「大丈夫だよ。「聖遺物」は持っている者に激しい疲労感と倦怠感を与えるの、、今、持っているのは私、、でも、「聖遺物」の力を使用できるのは、持ち主だけだからね、、だから、私が持ってガリルの指に当てて、、視覚共有をすれば、、」


ケルトリックの目も淡い光で包まれる、、

そうして、、ケルトリックの視界に映った未来は、、


「あぁ、、なるほどね、、通りで道が長く感じるわけだ、、」


「何が見えたの?」


「それはね、、まぁ、、とりあえず、アーデル。」


「ん?」


「この階段、、切り裂け。」


「え?でもそんなことをしたら、、私たち、、真っ逆さまに落ちるわよ?」


「大丈夫、、今の空間の「ルール」は「天邪鬼」だから。」


「え?どういうこと?」


「まぁまぁ、、とりあえずね?」


アーデルは、ケルトリックに言われて通りに階段を切り裂くために、腕を振るう、、

しかし、階段は切り刻まれず、ただ、傷跡がつくだけであった、、


「え!?どういうこと!?いつもみたいに斬るように力を込めて斬ったはずなのに!?」


「、、今度は力を抜いて軽く触れてみて、、紙に触れるみたいに。」


アーデルは再びケルトリックに言われた通りにする、、

すると、今度は階段はまるで豆腐のように切り刻まれ三人は下に落ちていく、、


「え!?え!?本当にどういうことなの!?」


「だから言ったでしょ?今の「ルール」は「天邪鬼」だって、、それに、、この未来は見えていたから、、着地だけしっかりとってね。」


三人は地面に煙をたてながら着地をする、、

そんな、三人に声をかける者がいた、、


「まさか、、即座に見抜き「未来を見通す者(ガブリエル)」を使って、私の力を突破するとは、、聞きしに勝る観察眼と頭脳、、恐ろしいですね。」


「、、あんたは誰?」


「私は、偉大なる「教皇」様に仕える「三聖大司教」が一人、「裁定者」と呼ばれるものです。よろしく願いします。ケルトリック、龍すら斬るもの(アーデル・ジーク)、ガリル。」


「なるほど、、お前が「ルール」を作ったものか、、それに「裁定者」?そんなものは聞いたことがないぞ?」


「それはそうですよ。「教皇」様の側近たる私たちは普段、外には姿を見せません。ですが、、貴方は「神聖国家」を滅亡寸前になるまで追い詰めた極悪人、、そんなものを粛清するのに、、私たちが動かないなど、、「聖教」に泥を塗る行為ですので。」


「あっそう。なら、「三聖大司教」はあんた以外誰がいるの?」


「聞きたいですか?」


「あぁ、聞きたいね。極悪人でも聞く権利はあるだろ?」


「そうですね。権利はありますのでお教えしましょう。ありがたいと思ってくださいね?「三聖大司教」は、「聖教騎士団長」の中から選ばれます。条件は言いません。そして、選ばれた者たちにはそれぞれ「教皇」様から「聖遺物」を与えられます。この「聖遺物」は、団長たちが持っている「聖遺物」とは力が違います。より、「神の使い」に近い力を使えるようになります。例えば、、貴方が倒した、元「三聖大司教」の「墓守」に与えられて「死を伝える者(アズラエル)」は触れただけで相手に「安寧たる死」を与えることができます。そう言った、、人が決して避けられぬもの、、それを込めた「聖遺物」を使えるのが、、我々「三聖大司教」なのです。」


「はぁ、、終わったか?」


「貴方が自分で聞きたいといったのでしょうか、、」


「いや、、思った以上に長かったから、、つまり、あれだろ?「神の使い」の本来の力にさらに近づけられるってことだろ?」


「かみ砕きましたね、、そうです。その認識でいいですよ。「三聖大司教」に属しているのは、私、「裁定者」そして、「防衛者」、「判定者」の三名がただいま属しています。元ですが、、「墓守」も元々は「宣告者」と呼ばれていたのですよ。まぁ、、そんなことはいいですね。」


「裁定者」がそう言った瞬間、、

「裁定者」の背後に白い円が現れる、、

その円の中には、剣と歩行のマークが浮かんできた、、


お読みいただきありがとうございます。

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