↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「騎士」と「賢者」は偽りを使い世界を見る。  作者: 桜薔薇 青
第二章 再び回る歯車

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/99

再起に向けて~引き寄せる者~

ガリルとガレウスの戦いが本格化する、、

ガレウスはガリルの盾に苦戦を知られる、、

しかし、戦闘の経験がその差を埋める、、

そうして、明かされるガレウスの「聖遺物」の力、、

この戦いの結果は、、

「さて、、どうやって突破をしようかな、、随分と、、面倒くさい力だな。」


ガレウスはガリルの盾の突破に悩んでいた、、

すると、ガリルが盾を構えてガレウスに向かって行く、、


「来るか、、攻撃をすれば壊される、、だが、攻撃しなければ、、盾によって殴られ、、私の意識は飛ぶ、、ならば、、」


ガレウスはガリルの攻撃を躱す、、

ガリルは追撃をするように盾を跳ね返す、、

しかし、ガレウスは盾に手を当てる、、


「私の盾を防ごうとしたって、、無理よ!!私の盾は攻撃をすべて防ぐ!!貴方に私を倒す術はないんだよ!!」


ガリルが盾に力を込める、、

しかし、ガリルは空を見ていた、、


「は?わ、、私が、、倒された?」


「確かに、君の盾は厄介だ、、私の力をそのまま返すわけだからな、、だが、その盾の攻撃を防ぐというのは、、使い手の認識によるものだろ?盾に手を当てて相手を押し倒すことを、、君は攻撃と認識していないようだな。」


「そういうことね、、確かに、手で押すことを、、攻撃と認識することは難しい、、それに、、力が込められてなかった、、相手の力をそのまま使う技術、、そんな器用なことまでできるのね。」


「あぁ、じゃなきゃ、、私はトップになんかなれないからな。」


ガレウスが盾から手を放し距離を取る、、

ガリルはゆっくりと立ち上がり、盾を横に構える、、

二人が次の攻撃を仕掛けようとする、、

そのころ、ケルトリックとアーデルが喋っていた、、


「ねぇ、、ケルトリック。」


「ん?どうした?アーデル。」


「ガリルは勝てるの?相手は「負け無き者(サンダルフォン)」よ?弱まって、私を握っていなかったとはいえ、「騎士」を倒したものが持っていた「聖遺物」、、それに、、アレの力は、、」


「負けないよ。ガリルは負けない。」


「どうして、そんなことが言い切れるの?ガリルは、「聖遺物」をまともに扱えないでしょ?」


「どうして、そう思うの?」


「え?だって、、「聖遺物」を使っても翼は一枚しか生えてこなかった、、私たちが戦っていた「神聖国家」の「聖教騎士団長」は翼は二枚生えていた、、だから、、」


「そうだね、、確かにガリルの翼は一枚しか生えてない、、でもね、「聖遺物」使いには二種類いるんだよ。一つは、「神聖国家」の「聖教騎士」たちのように一つだけの「聖遺物」を使い続ける者、、それとは別に、先天的に「聖遺物」の全てを扱えるものがいる、、そう言った者は「先導者(ザ・リーダー)」と呼ばれている。」


「それが?」


「、、「先導者(ザ・リーダー)」は「聖遺物」を使っても翼は一枚しか生えない、、ただ、使った「聖遺物」に応じて翼が増え、現在「聖教」が持っている「聖遺物」をすべて使った時、、その力は「率いる者(ルシファー)」と肩を並べることができる。」


「、、その力を持っているのが、、」


「そう。それが、、」


ケルトリックがアーデルと話している間、、

ガリルとガレウスが盾を挟んでにらみ合っていた、、


「、、っ!!まさか、、単純な力の押し合いになるなんて、、思ってもいなかったな、、」


「まぁ、、貴方が盾を使うのをやめれば、、こんなに不毛な競り合いにはならないと思うが、、」


「、、それもそうだな、、なら、、やめよう、、」


ガリルは盾から手を放し後方に下がっていく、、

ガレウスはそれを見逃さず、盾を投げる、、

しかし、ガリルに届く前に盾は溶けて消えた、、


「溶けた?ガリルに、、そんな力は、、」


ガレウスがガリルに生えている翼を見る、、

そこには、四対の翼ではなく、六対の翼がガリルの背中に生えていた、、


「翼が、、増えている?」


「、、「太陽を持つ者(ウリエル)」、「海を持つ者(サキエル)」、、私がこの二つを使うことは、、勝負を決めるということだ。」


ガリルが手のひらを上に向ける、、

すると、太陽に似た火球が現れた、、


「、、唇が、、かさついている?」


「周囲の水分が徐々に蒸発しているんだ。私が作った火球の放つ熱によってね。」


「、、その火力、、単純だが強力だな、、流石、「聖教騎士団長」の第三、第四になれたはずの「聖遺物」、、惜しくは前任の持ち主たちが力の執行を躊躇したことだったが、、ここまでの範囲と火力とは、、」


ガリルは火球の乗っていない片手を水平にする、、

すると、空と地上に鏡のように透き通った水が張られていく、、


「今度は何だ?空と地面に水を張った?これの何の意味がある?」


「それは、、今からやるから見ていな、、」


すると、ガリルが作った火球から出る光が空の水に反射する、、

その反射が地面の水に反射をする、、

次々と反射をしていく、、


「光が、、反射をしている?なんだ?」


「そら、、光が近づいていくぞ、、」


ガレウスが光を見ていると、、

何か嫌な予感を感じる、、

ガレウスは、その予感を確認するために武器を投げる、、

すると、武器が光に当たった瞬間、、

一瞬で溶け、水に吸収される、、


「、、っ!?あ、、当たっただけで、、溶けた!?それに、、水を張った理由はこれか、、」


「確認せずに、、当たってくれればよかったのに、、」


「、、鉄すらも一瞬で溶かすほどの光が反射を繰り返し、隙間はなく、、溶けた物は水によって吸収される、、、これは、、本当に、、死ぬかもな、、」


ガレウスが死を覚悟する、、

しかし、ガレウスは光に向かって走っていく、、


「命を諦めましたか?ガレウス先生!!」


「違うわ!!今から見せるのは、、「奇跡」だ!!」


ガレウスが、光に向かって飛ぶ、、

光はガレウスに当たる、、はずであった、、

だが、現実は、ガレウスには光は一切当たらず、、

ガリルの前まで来ていた、、


「、、どうして、、」


「さぁな?」


ガレウスがガリルに槍を投げる、、

その槍は、ガリルの手にある火球によって完全に溶ける、、はずであった、、

しかし、ガレウスの槍は溶けながらも鋭い先端がガリルの胸に突き刺さる、、


「、、っ!!」


その予想外の痛みにより、「太陽を持つ者(ウリエル)」と「海を持つ者(サキエル)」の力を解いてしまう、、


「はぁ、、涼しいな、、暑いのは嫌いではないが、、熱すぎるのは嫌だな。」


「、、火球によって、鉄は一瞬で溶けるはず、、なのに、、どうして、私に先端が当たったの?」


「言っただろ?「奇跡」だと。」


「まさか、、「負け無き者(サンダルフォン)」の力は、、「武器の製造」じゃないのですか?」


「その通り。私が持っている「負け無き者(サンダルフォン)」の力は、「奇跡を起こすこと」、、それが力だ。だが、、起こった「奇跡」に応じて、、「不幸」も降り注いでくる、、先代の、、「神聖国家」時代の「負け無き者(サンダルフォン)」は、そのことを忘れてしまったんだろうな、、だから「騎士」に首を斬られた、、だが、この力が起こす「奇跡」は何も、、自分じゃなくてもいい、、私の「奇跡」はガリルが出した光に焼かれず、火球によって武器が溶けなかったこと、、本来なら九死に一生だろう、、しかし!!ガリル、、君は、私が放った槍から生き残った、、本来なら心臓を貫かれ、死ぬはずだった、、だが、火球によって槍の大部分が溶けたことにより、貫通力が弱まり、心臓までは届かず、君は一命をとりとめた、、それはまさに「奇跡」だ!!だが、、「奇跡」には「不幸」がつきものだ、、一命を取り留めるほどの「奇跡」が起こったということは、、命に関わる「不幸」も起きるということだ、、」


ガレウスがそう言った瞬間、、

ガリルの目や鼻から血が流れる、、


「、、っ!!げ、、限界か、、がはっ!!」


「おやおや、、五つも「聖遺物」を使っていた弊害かな?体が限界を迎えてしまったようですね、、」


ガリルの体から五つの「聖遺物」が落ちる、、

ガレウスが近づいてくる、、


「その体、、そして「聖遺物」の維持ができず、解除されましたね、、それでは、もう戦闘はできませんね。「聖遺物」の回収をさせていただきますね。」


ガレウスがガリルの周りに落ちている「聖遺物」を取る、、

すると、ガリルがガレウスの手首を握る、、


「なんですか?最後の悪あがきですか?動けない体は酷使しない方がいいですよ?」


「、、がっ!!は、、ははは!!ふ、、「不幸」ってのは、、げほっ!!本当にあるんだな、、」


「はい?それは、、「奇跡」が起これば起きますよ。あなたの「奇跡」は起こり、そして、「不幸」も降り注いだ、、私には、貴方以上の「奇跡」は起こっておりませんので。」


「そうか、、?お前は、、私の光の攻撃を避けた、、そうだろ?」


「えぇ、避けましたね。ですが、、」


「あぁ、、それ以上にって言うんだろ、、?だが、、っ!!それ以前に、、お前の「奇跡」に伴う、、「不幸」が起こっていない、、」


「、、はぁ、、私がそんなことをするわけないでしょ?私の「不幸」はあなたを仕留めきれなかったこと、、それが私の「不幸」ですよ。」


「それは、、光を避けて「奇跡」だ、、私に槍を当てた「奇跡」は、、まだだろ?」


ガリルがそう言った瞬間、、

ガリルがつかんでいた手から黒い霧ようなものがガレウスを覆う、、

すると、ガレウスの体から力が一瞬で抜ける、、


「、、っ!!こ、、これは、、」


「はぁ、、はぁ、、ここからは、、耐久戦だな、、お前が「奇跡」で生き残るか、、ケルトリックが帰ってきて、、私が生き残るか、、どっちだろうな?」


二人が力なく地面に倒れる、、

ガレウスは「奇跡」で、、

ガリルはケルトリックが来ることで、、

果たして、命を取り留めるのはどちらだろうか、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

この作品は不定期です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。