再起に向けて~引き寄せる者~
ガリルとガレウスの戦いが本格化する、、
ガレウスはガリルの盾に苦戦を知られる、、
しかし、戦闘の経験がその差を埋める、、
そうして、明かされるガレウスの「聖遺物」の力、、
この戦いの結果は、、
「さて、、どうやって突破をしようかな、、随分と、、面倒くさい力だな。」
ガレウスはガリルの盾の突破に悩んでいた、、
すると、ガリルが盾を構えてガレウスに向かって行く、、
「来るか、、攻撃をすれば壊される、、だが、攻撃しなければ、、盾によって殴られ、、私の意識は飛ぶ、、ならば、、」
ガレウスはガリルの攻撃を躱す、、
ガリルは追撃をするように盾を跳ね返す、、
しかし、ガレウスは盾に手を当てる、、
「私の盾を防ごうとしたって、、無理よ!!私の盾は攻撃をすべて防ぐ!!貴方に私を倒す術はないんだよ!!」
ガリルが盾に力を込める、、
しかし、ガリルは空を見ていた、、
「は?わ、、私が、、倒された?」
「確かに、君の盾は厄介だ、、私の力をそのまま返すわけだからな、、だが、その盾の攻撃を防ぐというのは、、使い手の認識によるものだろ?盾に手を当てて相手を押し倒すことを、、君は攻撃と認識していないようだな。」
「そういうことね、、確かに、手で押すことを、、攻撃と認識することは難しい、、それに、、力が込められてなかった、、相手の力をそのまま使う技術、、そんな器用なことまでできるのね。」
「あぁ、じゃなきゃ、、私はトップになんかなれないからな。」
ガレウスが盾から手を放し距離を取る、、
ガリルはゆっくりと立ち上がり、盾を横に構える、、
二人が次の攻撃を仕掛けようとする、、
そのころ、ケルトリックとアーデルが喋っていた、、
「ねぇ、、ケルトリック。」
「ん?どうした?アーデル。」
「ガリルは勝てるの?相手は「負け無き者」よ?弱まって、私を握っていなかったとはいえ、「騎士」を倒したものが持っていた「聖遺物」、、それに、、アレの力は、、」
「負けないよ。ガリルは負けない。」
「どうして、そんなことが言い切れるの?ガリルは、「聖遺物」をまともに扱えないでしょ?」
「どうして、そう思うの?」
「え?だって、、「聖遺物」を使っても翼は一枚しか生えてこなかった、、私たちが戦っていた「神聖国家」の「聖教騎士団長」は翼は二枚生えていた、、だから、、」
「そうだね、、確かにガリルの翼は一枚しか生えてない、、でもね、「聖遺物」使いには二種類いるんだよ。一つは、「神聖国家」の「聖教騎士」たちのように一つだけの「聖遺物」を使い続ける者、、それとは別に、先天的に「聖遺物」の全てを扱えるものがいる、、そう言った者は「先導者」と呼ばれている。」
「それが?」
「、、「先導者」は「聖遺物」を使っても翼は一枚しか生えない、、ただ、使った「聖遺物」に応じて翼が増え、現在「聖教」が持っている「聖遺物」をすべて使った時、、その力は「率いる者」と肩を並べることができる。」
「、、その力を持っているのが、、」
「そう。それが、、」
ケルトリックがアーデルと話している間、、
ガリルとガレウスが盾を挟んでにらみ合っていた、、
「、、っ!!まさか、、単純な力の押し合いになるなんて、、思ってもいなかったな、、」
「まぁ、、貴方が盾を使うのをやめれば、、こんなに不毛な競り合いにはならないと思うが、、」
「、、それもそうだな、、なら、、やめよう、、」
ガリルは盾から手を放し後方に下がっていく、、
ガレウスはそれを見逃さず、盾を投げる、、
しかし、ガリルに届く前に盾は溶けて消えた、、
「溶けた?ガリルに、、そんな力は、、」
ガレウスがガリルに生えている翼を見る、、
そこには、四対の翼ではなく、六対の翼がガリルの背中に生えていた、、
「翼が、、増えている?」
「、、「太陽を持つ者」、「海を持つ者」、、私がこの二つを使うことは、、勝負を決めるということだ。」
ガリルが手のひらを上に向ける、、
すると、太陽に似た火球が現れた、、
「、、唇が、、かさついている?」
「周囲の水分が徐々に蒸発しているんだ。私が作った火球の放つ熱によってね。」
「、、その火力、、単純だが強力だな、、流石、「聖教騎士団長」の第三、第四になれたはずの「聖遺物」、、惜しくは前任の持ち主たちが力の執行を躊躇したことだったが、、ここまでの範囲と火力とは、、」
ガリルは火球の乗っていない片手を水平にする、、
すると、空と地上に鏡のように透き通った水が張られていく、、
「今度は何だ?空と地面に水を張った?これの何の意味がある?」
「それは、、今からやるから見ていな、、」
すると、ガリルが作った火球から出る光が空の水に反射する、、
その反射が地面の水に反射をする、、
次々と反射をしていく、、
「光が、、反射をしている?なんだ?」
「そら、、光が近づいていくぞ、、」
ガレウスが光を見ていると、、
何か嫌な予感を感じる、、
ガレウスは、その予感を確認するために武器を投げる、、
すると、武器が光に当たった瞬間、、
一瞬で溶け、水に吸収される、、
「、、っ!?あ、、当たっただけで、、溶けた!?それに、、水を張った理由はこれか、、」
「確認せずに、、当たってくれればよかったのに、、」
「、、鉄すらも一瞬で溶かすほどの光が反射を繰り返し、隙間はなく、、溶けた物は水によって吸収される、、、これは、、本当に、、死ぬかもな、、」
ガレウスが死を覚悟する、、
しかし、ガレウスは光に向かって走っていく、、
「命を諦めましたか?ガレウス先生!!」
「違うわ!!今から見せるのは、、「奇跡」だ!!」
ガレウスが、光に向かって飛ぶ、、
光はガレウスに当たる、、はずであった、、
だが、現実は、ガレウスには光は一切当たらず、、
ガリルの前まで来ていた、、
「、、どうして、、」
「さぁな?」
ガレウスがガリルに槍を投げる、、
その槍は、ガリルの手にある火球によって完全に溶ける、、はずであった、、
しかし、ガレウスの槍は溶けながらも鋭い先端がガリルの胸に突き刺さる、、
「、、っ!!」
その予想外の痛みにより、「太陽を持つ者」と「海を持つ者」の力を解いてしまう、、
「はぁ、、涼しいな、、暑いのは嫌いではないが、、熱すぎるのは嫌だな。」
「、、火球によって、鉄は一瞬で溶けるはず、、なのに、、どうして、私に先端が当たったの?」
「言っただろ?「奇跡」だと。」
「まさか、、「負け無き者」の力は、、「武器の製造」じゃないのですか?」
「その通り。私が持っている「負け無き者」の力は、「奇跡を起こすこと」、、それが力だ。だが、、起こった「奇跡」に応じて、、「不幸」も降り注いでくる、、先代の、、「神聖国家」時代の「負け無き者」は、そのことを忘れてしまったんだろうな、、だから「騎士」に首を斬られた、、だが、この力が起こす「奇跡」は何も、、自分じゃなくてもいい、、私の「奇跡」はガリルが出した光に焼かれず、火球によって武器が溶けなかったこと、、本来なら九死に一生だろう、、しかし!!ガリル、、君は、私が放った槍から生き残った、、本来なら心臓を貫かれ、死ぬはずだった、、だが、火球によって槍の大部分が溶けたことにより、貫通力が弱まり、心臓までは届かず、君は一命をとりとめた、、それはまさに「奇跡」だ!!だが、、「奇跡」には「不幸」がつきものだ、、一命を取り留めるほどの「奇跡」が起こったということは、、命に関わる「不幸」も起きるということだ、、」
ガレウスがそう言った瞬間、、
ガリルの目や鼻から血が流れる、、
「、、っ!!げ、、限界か、、がはっ!!」
「おやおや、、五つも「聖遺物」を使っていた弊害かな?体が限界を迎えてしまったようですね、、」
ガリルの体から五つの「聖遺物」が落ちる、、
ガレウスが近づいてくる、、
「その体、、そして「聖遺物」の維持ができず、解除されましたね、、それでは、もう戦闘はできませんね。「聖遺物」の回収をさせていただきますね。」
ガレウスがガリルの周りに落ちている「聖遺物」を取る、、
すると、ガリルがガレウスの手首を握る、、
「なんですか?最後の悪あがきですか?動けない体は酷使しない方がいいですよ?」
「、、がっ!!は、、ははは!!ふ、、「不幸」ってのは、、げほっ!!本当にあるんだな、、」
「はい?それは、、「奇跡」が起これば起きますよ。あなたの「奇跡」は起こり、そして、「不幸」も降り注いだ、、私には、貴方以上の「奇跡」は起こっておりませんので。」
「そうか、、?お前は、、私の光の攻撃を避けた、、そうだろ?」
「えぇ、避けましたね。ですが、、」
「あぁ、、それ以上にって言うんだろ、、?だが、、っ!!それ以前に、、お前の「奇跡」に伴う、、「不幸」が起こっていない、、」
「、、はぁ、、私がそんなことをするわけないでしょ?私の「不幸」はあなたを仕留めきれなかったこと、、それが私の「不幸」ですよ。」
「それは、、光を避けて「奇跡」だ、、私に槍を当てた「奇跡」は、、まだだろ?」
ガリルがそう言った瞬間、、
ガリルがつかんでいた手から黒い霧ようなものがガレウスを覆う、、
すると、ガレウスの体から力が一瞬で抜ける、、
「、、っ!!こ、、これは、、」
「はぁ、、はぁ、、ここからは、、耐久戦だな、、お前が「奇跡」で生き残るか、、ケルトリックが帰ってきて、、私が生き残るか、、どっちだろうな?」
二人が力なく地面に倒れる、、
ガレウスは「奇跡」で、、
ガリルはケルトリックが来ることで、、
果たして、命を取り留めるのはどちらだろうか、、
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この作品は不定期です。




