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「騎士」と「賢者」は偽りを使い世界を見る。  作者: 桜薔薇 青
第二章 再び回る歯車

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再起に向けて~過去を生きた者~

ケルトリックが話を始める、、

ガリルはその話を聞き、、

そうして、ガリルはある選択をする、、

「け、、ケルトリック、、?だよね、、?」


「えぇ、ケルトリックよ。ガリル。私のことを信じてくれてありがとう。」


「へぇ、、今は、ケルトリックって名前なんだ、、じゃあ、私もそう呼んだ方がいい?」


「うん。アーデルもそう呼んで。」


「わかったわ。ケルトリック。」


「、、、、」


「ん?どうしたの?ガリル。そんなにぽかんとして、、」


ケルトリックがガリルのことを見ていると、、

斬ったはずのフリセルから弾丸が飛んでくる、、


「、、っ!!ケルトリック!!」


ガリルが弾丸に気づきかばおうとする、、

しかし、アーデルが先に弾丸に触り、真っ二つに切り裂いた、、


「さすが、、アーデル。簡単に魔力を帯びた弾丸を切り裂くとは、、」


「あんたが込めてれば切れなかったかもね、、でも、機械如きが作った魔力で包んだだけの弾丸なんて、、簡単なのよ。まぁ、、「騎士」が使ってくれたら、触れないで斬れたんだけどね。」


「それは、、すまないね。当分は、私に使われてもらうよ?」


「まぁ、、いいわよ。我慢してあげる。」


「、、、、、」


「ガリル。」


「え?な、、何?」


「これから、私は「騎士」を取り戻すために動く、、貴方たち三人を巻き込みたくはないから、、この山を下りたら、私から離れてね?」


ケルトリックがガリルに向かってそう言うと、、

山を下り始める、、

その最中で、サリット、アルケットの二人を見つけ、ガリルが魔術を使い、浮かせて運んでいく、、

その中でガリルは口を開く、、


「ね、、ねぇ、、聞きたいことがあるの、、ケルトリック。」


「ん?何?」


「、、ケルトリックは、、歴史にも乗っている、、「賢者」なの?」


「、、どうして、そんなことを思ったの?」


「、、「龍すら斬るもの(アーデル・ジーク)」、、「騎士」、、「神聖国家」、、ケルトリックが話している内容は、、全部、この国の歴史書に乗っているような話だった、、そんな話を、、まるで体験したように言えるのは、、「聖教騎士」以外に、、「騎士」か「賢者」だけ、、ねぇ?ケルトリックは、、「賢者」なの?」


「、、歴史を学ぶことはいいことだ。歴史は、書き換えられることもあるが、ほとんどが史実だ、、だけど、「神聖国家」、、いや「神勝国家」の歴史は、書き換えられている。まぁ、それだけ隠したかったんだろうね、、それはそうだ、「聖教騎士」の第四~第一までたった二人に殺された、、だから、書き換えた、、馬鹿らしいよね、、」


「、、、、、、」


「まぁ、、質問に答えようか。私は、「賢者」だよ。そして、私は、「騎士」に助けられた、、不本意だけど、、」


「そう、、なんだ、、でも、、どうしてまた戦うの?」


「どうしてか、、」


「だって、一度負けて、、また戻って、、また負けるかもしれない、、なのに、、どうして、、」


「私が、、嫌いだから。」


「え?」


「私の考えを曲げることも、私の命を投げ捨てることも、、私は嫌で嫌で仕方がない、、」


「な、、なら、、」


「それ以上に。私は、私という存在を否定されることは誰であろうと許さない。この「世界」は私という存在を消そうとした、、「神」は私を否定しようとした、、だから、私は許さないし、私は諦めない、、私は、私という存在を決して忘れさせないように刻み付ける、、それができるまで、、私は「賢者」であり続ける、、」


「そ、、そう、、じゃあ、、私は、二人を学園の治療室に運ぶね、、」


「えぇ、お願いね?」


ガリルとケルトリックは分かれる、、

ケルトリックは、平原まで歩いていき、寝そべった、、

すると、アーデルが声をかける。


「、、ケルトリック、、どうして、あんなこと言ったの?「世界」に自分の存在を刻み付ける?忘れさせないように?なら、、どうして、「名前」を捨てたの?」


「、、刻み付ける、、これは、私の最初の目的だった、、だから、「賢者」以外にも「名前」を名乗っていた、、だけど、、「騎士」と出会って、、「全生契約」を結んで、いろんな世界を、時代を見てると、、どうでもよくなった、、」


「、、、、」


「私は私、、この考えは、自分の心の中に持っていれば自分が壊れることはない。だから、刻み付けることもどうでもよくなった、、正直言うと、どうして旅をしていたのか、、国に喧嘩を売ったのか、、分からなくなったの、、一体何のためなんだろうね、、」


「、、私は、、ただの剣よ、、人を殺すための武器、誰かに使われるための武器、、こうして、意識を持っていても所詮はただの武器、、その事実は消えないし、どんな形になろうと目的も変わらない、、私は、不変で絶対なの、、でも、あなた達は違うでしょ?不変じゃなければ、絶対でもない、、

変わることができる、、なら、旅の理由も自分たちで決められるでしょ?何のためなんて考えなくていい、、誰のためなんて考えなくていい、、自分のため、自分たちのためと思ってればいいんじゃない?」


「、、なるほどな、、それが不変たる武器の考えか、、」


「そうよ?あんたたちは色々と迷い過ぎなのよ、、全く「人」というのは、、面倒くさい者たち、、」


「、、それが「人」というものだ、、悩み、苦しみ、自分の存在すらわからなくなる、、それこそ、、たった一回のほころびでね、、」


「ふぅ~ん。」


ケルトリックとアーデルが話しているころ、、

ガリルは、学園の治療室でつぶやいていた、、


「、、ケルトリックが、、「賢者」、、「世界」を敵にして、この国にすら喧嘩を売った、、それなのに、、ケルトリックの目は諦めようとしていなかった、、」


ガリルは、耳飾りを取り外し、握りながら言葉をこぼす、、


「、、ひぃばぁちゃん、、私はどうすればいいの?この「聖遺物」を持っていたって、、私にはどうもできない、、」


ガリルが、「聖遺物」を強く握る、、

すると、「聖遺物」が光り輝いた、、


「、、っ!?」


「久しいねぇ、、ガリル。」


「、、っ!!ひ、、ひぃばぁちゃん!?ど、、どうして、、」


「あんたが迷っているようだから出てきたの。まったく、、「未来を見通す者(ガブリエル)」を持っているって言うのに、、あんたは、昔っから迷うと視界が狭くなる、、それに、自分の心もわからなくなる、、」


「、、、、、、」


「あんたはどうしたいの?「聖遺物」を持っているから、、何てことは今は無視して、あんたがどうしたいか聞かせてくれない?ガリル。」


「わ、、私は、、ケルトリックを一人にしたくない、、ケルトリックを一人にしたら、、また、地獄に戻ってしまう、、そんなのは、、見たくない、、たとえ、それがこの国を裏切る行為であっても、、」


「そうかい、、なら、持っていきな、、これがこの「聖遺物」の力だよ。」


ガリルの体が緑の光で包まれる、、

すると、翼が生え、緑の光を纏う小手がガリルの腕を覆った、、


「こ、、これが!!「聖遺物 未来を見通す者(ガブリエル)」の力、、み、、未来が、、見えてくる、、」


「、、力を、、もらったのか、、ガリル、、」


「サリット!!」


「あはは、、みっともないなぁ、、」


「アルケット!!」


「俺たちは、もう、戦えない、、胸を打ち抜かれ、足を打ち抜かれ、、そんな体験をしたら、、俺たちは怖気づいてしまった、、でも、ガリル、、お前は、諦めなかった、、俺たちは、、そんなに強くなれなかった、、だから、これを、、俺たち三人が守ると決めた、、この「聖遺物」を、、全部、お前に預ける、、それで、、ケルトリックの力になってやってくれ、、」


サリットとアルケットは自分たちが持っていた四つの「聖遺物」をガリルに渡した、、

すると、ガリルの活性化した「未来を見通す者(ガブリエル)」と呼応するように四つの「聖遺物」が活性化した、、


「こ、、これが!!」


「い、、五つの「聖遺物」が全て活性化すれば、、たとえ、「三聖大司教」が相手でも勝てるはずだ、、頑張れよ?ガリル、、」


「わかった。ありがとう、サリット、アルケット、、」


「あぁ。」 「おうよ。」


ガリルがまるで消えたように治療室から姿を消した、、

残されたサリットとアルケットはある事を覚悟していた、、


「、、隠し持ったことはばれたし、、あいつに渡したこともばれただろう、、俺たちはもう終わりだな。アルケット。」


「あはは!!仕方がないさ、、運命なんてものは決まっていたこと。渡された時点で言われたとおりになったな、、全く、、裏切ってやろうかと思ったが、、残酷なものだな、、」


二人が喋っていると、、

一人の人物が入ってくる、、


「、、お前らが、サリットとアルケットだな、、優秀なものをなくすのは痛いが、、お前らのやった行動は極刑だ。」


「、、ははは、、あんたは元「三聖大司教」の、、」


「黙れ。私は今でも、、「三聖大司教」だ。「死を伝える者(アズラエル)」。」


「聖遺物」を使ったその人物がサリットとアルケットに触れると、、

黒い霧のようなものが二人を覆い、その人生に幕を下ろさせた、、

そして、二人の命を奪ったものは、悠々と部屋を後にした、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

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