神が去った国~強敵現る~
「騎士」が「賢者」にたどり着く、、
そして、二人の前から「聖教騎士」が歩いてくる、、
その「聖教騎士」に二人は、、
「騎士」は「賢者」のもとに着く、、
「遅くなりました。」
「いや、大丈夫だ。それよりも、、追いついて早々悪いが、、お相手さんのお出ましだ、、」
「賢者」がそう言うと、、
二人の目の前からゆっくりと歩いてくるものたちがいた、、
「、、お前らが、、「侵入者」だな?罪なき民たちを殺しまわり、、我々、神聖なる「聖教騎士」たちを殺したのは、、」
「その命をもって償うといい。」
「、、あぁ、、面倒くさい、、」
「ん?「騎士」。あいつらが持っている「聖遺物」は何だ?」
「彼らが持っている「聖遺物」は、、「死角無き者」と「負け無き者」です。彼らは、、「聖教騎士」になかでは一番強く、「信仰」も厚い二人のため、、人にしては、、最も「神の使い」に近いでしょう、、」
「そうか、、」
「ご紹介ありがとう、、それでは、、お見せをしよう、、君らの最後の「奇跡」として、、「死角無き者」。」
「あぁ、その眼に最後の「奇跡」を、、「負け無き者」。」
二人が「聖遺物」を使う、、
彼らが纏う光は、、誰よりも強く光り、瓦礫や火事が起こる中、それすらも跳ね返すほどの美しい翼を広げていた、、
「、、おぉ、、この国の中で見てきた騎士の中では、、一番強そうだな、、」
「そうですね。ですが、、勝てるとは思いますが、、お気を付けを。」
「あぁ、わかって、、」
「賢者」と「騎士」が小声で話していると、、
「負け無き者」は「騎士」を持っていた戦斧にて吹き飛ばした、、
「、、っ!!な!?」
「では、そっちの相手は頼んだぞ?「死角無き者」。」
「あぁ、お前も確実に仕留めろよ?「負け無き者」。」
「騎士」と「負け無き者」は瓦礫と火事の奥にへと消えていった、、
「賢者」は「死角無き者」と相対していた、、
「いいのか?お前では私に勝てないのではないのか?」
「今、、お前は魔力を練れないのだろ?ならば、、近接戦しかできぬ「負け無き者」では、「布」にて動きを抑制される可能性がある、、ならば、遠距離が主体となる我の方が有利ということだ、、」
「死角無き者」は自身が持っていた剣を弓に変え、羽ばたき空中に飛んでいく、、
「なるほど、、お前は、、”見えて”いたのだな、、ならば、私は相当不利だな、、」
「いまさら気づいたのか、、」
「死角無き者」が弓を引き絞る、、
そして、弦を話そうとした瞬間、、
「賢者」が「布」にて弦を止め、その「布」を伝うように走っていく、、
「弓は、、弦を止めれば矢は射れない、、ならば、「布」にて止めてからその「布」を伝って行けば、、飛んでいこうとも関係ない、、」
「賢者」はどんどんと「布」を登っていく、、
しかし、「死角無き者」はその余裕を崩そうとしない、、
その違和感に「賢者」も気づいていたが、、気にせず進む、、
「どうして、そんなに余裕そうなんだ?」
「我は、、「未来を見通す者」のように先が見えるわけでも、、「全てを護る者」のように完璧には守れない、、」
「そうか、、ならば、、不出来ということでここで死ね、、」
「お前がその命を持って償え。彼らは、、我々よりも高潔なものだったのだ。」
「死角無き者」が「賢者」に対して冷たく言う、、
「賢者」はその言葉を聞いた瞬間、背筋に悪寒が走る、、
その悪寒は的中する、、
「賢者」が「布」にて止めたはずの弓から矢が放たれる、、
「、、っ!!矢が!!」
「射貫かれ死ね、、慈悲たる矢に。」
「賢者」はその矢を紙一重で躱す、、
それを見た「死角無き者」でさえ、驚いていた、、
「素晴らしいな、、我が見てきた中で最も早い反応と柔軟な体、、そして、冷静に分析できる頭脳、、それを持っていて、、どうして「世界」に敵対をするのか、、我々に敵対するのかが理解できん、、」
「、、理解できなくて当たり前だろうが、、お前らは、自分の意思よりも「信仰」などという「洗脳」に全てを捧げ、、己の命すら投げ捨てる大馬鹿野郎どもなんかに、、私、、私たちの”覚悟”の何が変わるという?」
「賢者」の言葉に「死角無き者」は少しだけ怒りを覚える、、
しかし、即座に冷静になり、言葉を返す、、
「そうか、、ならば、そんな大馬鹿野郎に負けて、、文句は言わんな?」
「、、やってみろよ、、遠距離からしか攻撃できない腰抜けが、、」
「賢者」は懲りずに挑発をする、、
「死角無き者」はその挑発にわざと乗り、空中に無数に弓を出し、一気に振り絞る、、
「さぁ、どれを止めて、、どれをあきらめる?」
「、、全部止める、、と言いたいところだが、、私もあまり意識を裂くわけにはいかない、、ならば、、」
「賢者」が取った行動は、、
そのころ、「負け無き者」に吹き飛ばされた「騎士」は、周囲を瓦礫と火事が覆う場所にいた、、
「随分と、、飛ばされたな、、」
「ここなら大丈夫だろ。」
「なんだ?僕と一対一でいいのか?どう見たってお前は近距離専門だろ?僕は、剣を使って、いくらでも捌けるんだぞ?」
「そうか、、なら、やってみろ!!」
「負け無き者」が「騎士」に近づいていき、、
戦斧を振り上げ、勢い良く振り下ろす、、
「騎士」は、戦斧を剣で受け止めようと剣を上げる、、
だが、「負け無き者」の常軌を逸した腕力により、剣を折られ、「騎士」は左肩から一線斬られる、、
「、、っ!!」
「おいおい、、あともうちょっとで地面までついて、上半身の一部を切り落とせたのに、、避けるなよ。」
「、、剣が叩きおられた、、威力は相当削いだはず、、戦斧のみの重さであれば余裕で耐えられる、、だが、この斬られ方は、、」
「騎士」が今にも落ちそうになる左肩を右手で抑えながら、観察をする、、
そして、「騎士」はある事に気づく、、
「お前、、力を自由に操れるのか?筋力、電気信号、潜在能力、、その全てを、、」
「あぁ、どうやって気が付いた?」
「、、僕が、お前の持っている戦斧如きを止められるはずはない、、さっきの振り下ろしだってそうだ、、僕は、威力を削れるだけ削った、、なのに、まるで戦斧に再び重さが戻ったかのように僕の肩を切り裂いた、、お前も感じたはずだ。戦斧を握る手に一瞬、力が抜ける瞬間を、、」
「あぁ、、あれはやはり間違いではなかったか、、なるほど、、恐ろしい技術だな、、だが、やはり、俺との相性は最悪のようだな、、」
「、、力を削る技術が使えない、、ならば、腕力だけでの勝負になるが、、相手は、力を自由に操れる、、さて、、どうしたものかな?」
「騎士」が考えていると、、
アーデルが飛び出てくる、、
「、、っ!!「騎士」!!左肩が!!」
「あぁ、、アーデル。これは大丈夫だよ、、」
「大丈夫なわけないでしょ!?忘れたの!?あんたは「神器」を使ったのよ!?体は動くし、技術は使えるかもしれない、、でも、内側から完全に治ったわけじゃないのよ!?本来なら今も寝て回復しなきゃなのに、、こんなところで戦って、、それに、、左肩が、、」
「、、アーデル、、その話は今してほしくなかったな、、」
「え?」
アーデルは慌てるがあまり「騎士」が隠していた事実を漏らしてしまう、、
「負け無き者」はその事実を聞き流すわけなく、、
「なるほど、、なるほど!!それはいいことを聞いた!!ならば、、俺にある選択肢は、、「攻め続ける」!!この一択のみ!!」
「負け無き者」は戦斧を担ぎ、「騎士」に向かって行く、、
「騎士」は、左肩を抑えながら後ろに下がろうとする、、
しかし、「負け無き者」は足に力を集め、爆発的な速さを獲得する、、
「逃がすかよ!!」
「、、っ!!」
「、、「騎士」!!」
アーデルが二人の間に入る、、
「負け無き者」の攻撃をアーデルが受け止める、、
しかし、アーデルには「騎士」ほどの技術はないため、「騎士」を巻き込み後ろに吹き飛ばされた、、
「死角無き者」と「負け無き者」に追い詰められる「賢者」と「騎士」、、
普段であれば、たとえ鍛え抜かれた「聖遺物」持ちであろうと勝てるはずが、、「山岳国家」の戦いの影響はいまだに二人を苦しめていた、、
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