山に囲まれた国~影が消える~
「騎士」の「神器」が完成する、、
その力は、、
「神獣の影」の最後は、、
そして、「賢者」の眼に映る光景は、、
「騎士」の「神器」が「神獣の影」専用になる、、
「さて、、それでは、、」
「騎士」が踏み込み「神獣の影」に勢いよく向かって行く、、
「神獣の影」は「騎士」の速度に合わせるように影を突き立てる、、
しかし、影は凍り、「騎士」は砕いて前に進んでくる、、
「、、っ!?「操氷」か!!」
「答える義理はない、、」
「騎士」が「神器」を振るい、「神獣の影」を打つ、、
その打撃は「神獣の影」を揺らした、、
「、、っ!!実態をほとんど持たないこの俺を、、そんな棒きれで!?」
「当たり前だろ?どんなに頑張ろうが、、今、僕は、「ガイリストア」様の権能によってお前に確実に攻撃を与えられる、、お前に一ミリも勝機はないんだよ、、」
「それは、、今、俺が持つ最大の力を使えば、、どうなる?」
「、、使ってみればいい、、」
「後悔するなよ!!「影なる大天体」!!」
「神獣の影」が飲み込んだ太陽が大きくなっていく、、
その光景を見ていた「騎士」は一切の焦りもなく見ていた、、
だが、「賢者」が声を上げる、、
「おい!!「騎士」!!あれは大丈夫なのか!?」
「いや、、大丈夫ではないでしょう、、影の太陽である「神獣の影」が太陽そのもの引っ張っているのでしょう、、このままでは、、押しつぶされて負けるでしょう、、」
「はぁ!?じゃあ早くしないとだろうが!!」
「そう簡単に言われましても、、「ガイリストア」様の権能はそこまで万能ではないのです、、固定だけであれば簡単にできますが、、下手に固定すればすべての天体、気候がおかしくなってしまうんですよ、、」
「、、そんなことを言っている場合か?このまま、、お前が負ければ、、どうなるか、、わかっているんだろ?」
「えぇ、、ですので、「神器」の方を使います。」
「何を言っている?お前の「神器」にそんな力があるのか?」
「えぇ、私の「神器」は唯一「最上神」の「神器」の破壊が可能なのです。「最上神」はこの世界の創造に携わったものたち、、その者たちの「神器」は強大で壊しにくい、、というか、、壊せません、、”理”そのものに干渉できるほどの力を有していますから、、ですが、そんな「神器」を破壊するために作られた「神器」、、それが「神器 完璧な完遂を 万象の支配者」なんですよ、、」
「騎士」がそう言うと、、
「神器」に手をかざす、、
すると、「神器」が「騎士」の腕にまとわりつく、、
「いまさら何をする!?もう、太陽は落ちてきている!!なすすべなどないんだよ!!」
「神獣の影」が声高々に勝利を謳う、、
しかし、「騎士」が手をかざした瞬間、、
「神獣の影」の背後にあった太陽が消えた、、
「、、は?き、、消えた?」
「、、「神器 完璧な完遂を 万象の支配者」の本来の力は「全ての事象を思うがままにする」ことだ。条件はあれど、その条件を使えば「全ての事象」を操ることができる。遥か昔であろうが、、見えぬ未来であろうがな、、」
「、、その条件ってなんだよ、、どうやって太陽を消した!!俺をどうやって戻した!!」
「条件は、「神」またはそれに準ずるものに「神命」を承り、権能を借りること、、そして、「神器 完璧な完遂を」を使い、変化させ、「神器 完璧な完遂を 万象の支配者」に昇華させる、、それが条件だ、、その条件がすべて達成された時、、「全ての事象」を操ることができる、、そして、事象を操作し、元に戻し、破壊を可能にしただけだ、、」
「、、っ!!やめろ!!!!」
「神獣の影」は「騎士」の「神器」によって元に戻っていた、、
しかし、「神獣の影」はあきらめず「獣」としての戦い方を用いて、「騎士」に襲い掛かる、、
「騎士」は「神器」を使わず鉄の剣を選んだ、、
「そんな鉄の剣で何ができる!!森で戦っていた時には何もできずに一方的であっただろう!!」
「、、それはお荷物がいたからな、、マウステントを生かし、「山岳国家」にまで戻らなければならない、、そんな足枷があったからな、、防御に集中していた、、だが、今、そんなことはもう考えなくていい、、」
「騎士」がそう言った瞬間、、
「神獣の影」の目の前に現れ、切り刻んだ、、
「騎士」は「神獣の影」の前でゆっくりと鞘に納める、、
「お、、納めていいのかよ!?」
「あぁ、もう切り刻んでるだろ?だから、お前は今、動けていないだろ?」
「、、どうかな!?」
「神獣の影」は爪を振り下ろす、、
「騎士」はその攻撃を軽々と避ける、、
「ほぉ、、影で無理やりつなげて動かしているのか、、」
「最後の悪あがきだ!!がるぅ、、」
「、、そうか、、なら、これをくれてやる「輪廻の蛇」、、」
「騎士」が眼前に輪廻の蛇を呼び出す、、
だが、今回は溶けず、左回転をする、、
その回転が加速していく、、
「、、「輪廻の蛇」は本来、防具には向かないんだよ。だって、輪廻だぜ?人の未来や過去が入り混じるところで、、何が防げる?いいか?輪廻は、”未来”であり”希望”である、、だが、その輪廻が逆回転をすれば、、それは”過去”であり”絶望”である、、「逆さ向きの輪廻」、、」
「騎士」の眼前で回っていた輪廻の蛇の回転が最高速に達する、、
そして、輪廻の蛇から真っ黒な渦が現れ、「神獣の影」を飲み込む、、
「、、っ!!お、、俺は、、「ガイリストア」の、、「神器」の片割れ、、」
「神獣の影」が渦によって削られ続けた、、
その結果、「神獣の影」は一片の欠片を残し、大半の影が削られ消えた、、
「、、こうなってしまっては、、脅威もないもないな、、「神獣の影」。」
「騎士」が一片だけ残った「神獣の影」をつまみ上げる、、
すると、どこからともなく声が聞こえてくる、、
「此度の「神獣の影」の討伐、、誠に感謝をする、、我が主「ガイリストア」様の命により、これよりすべての民の蘇生と回復を行う。」
声が宣言をすると半透明な液体が雨のように降り注ぎ、、
「山岳国家」、周囲の森で次々と人々が目を覚ます、、
そして、マウステントも目を覚ます、、
「、、戦いは、、あの「獣」は、、」
「消滅しましたよ。マウステントさん。」
「そう、、ですか、、」
「騎士」がマウステントに「神獣の影」の討伐の完了を知らせる、、
すると、マウステントに向かってガレットが駆け寄る、、
「マウステント!!」
「ガレット王、、良かったです、、生きていたのですね。」
マウステントがガレットの心配をすると、、
ガレットはマウステントを殴る、、
「、、っ!!」
「バカ者が!!貴様は、この国に残れといっただろうが!!お前が、、お前が死ねば、、この国は終わりだと、、言っただろうが、、」
「、、、申し訳ありませんでした、、」
「怪我はないな、、命もある、、全く、、素晴らしい忠義であった。わしの懐刀よ、、」
ガレットがマウステントの肩に手を置く、、
その間、「賢者」と「騎士」は話をしていた、、
「よくやった。」
「ありがとうございます。」
「ところで、、誰が直したんだ?」
「この規模で治せるのは「大地の雫」でしょう。「ガイリストア」様のことを主と呼んでいた、、つまり、動ける状態で「神獣の影」を止めることもできたということでしょう。ですが、「神命」を出し、人に任せると決めた以上、、出てくることができなかったのでしょう。ですが、最上の祝福をしてくれた、、これ以上のものはないでしょう。」
「そうだな、、ところで、、どうして「神獣の影」はこの国を狙ったんだ?」
「それは、、人が生み出した「愚器」、、きっと「王の偽杖」のことでしょう、、それを使ったものを、、あれ?そう言えば、、「神獣の影」は「愚器」を使ったものを、、殺してはいないと、、」
「騎士」が「神獣の影」の発言を思い出したながらそうつぶやいた、、
その言葉を聞いた「賢者」が振り向いた瞬間、、
その目に映ったのはガレットを剣で貫いているマウステントの姿であった、、
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