■■の国に~逆転に向かって~
「賢者」と「命幻」が一時的に近接戦闘を行う、、
しかし、「賢者」はそれが許せず、、
「賢者」は初めて詠唱をして魔法を発動させる、、
それに負けじと「命幻」も、、
「その体でよく動けますね!!「賢者」!!」
「命幻」が叫ぶと剣を大きく振るう、、
普段であれば受け止められる攻撃も、今の「賢者」にとっては致命になる、、
「命幻」に振るった剣の威力を受け流すように「賢者」は空中に浮いた、、
「、、受け流しただけで腕がしびれている、、受け止めるのは到底無理だな、、」
「便利ですね~。その「布」がなかったらしりもちをついていたでしょうに、、「布」で着地の速度を落とし、足がつくタイミングで「布」を巻き付け強化、、精密な操作と相当な練度が必要なことを簡単にやってのけるとは、、」
「、、情けない、、あぁ、、本当に情けない、、これでは、、」
「どうした?いきなり、自分のことを責めて、、あぁ!!もしかして負けを認めてくれるのか!?それなら大歓迎だ!!」
「命幻」が声高々に笑う、、
しかし、「賢者」はいまだに自身を責めていた、、
何度も、、何度も、、自身の怒りの頂点に近いところまで、、
「、、あぁ!!本当に情けない!!「憤怒」を使わないと元に戻れないなんて!!「憤怒魔法 怒れる王の咆哮」、、」
「賢者」が「憤怒」を使う、、
すると、「賢者」から、、正確には「賢者」の背後から猛々しい咆哮が空間を揺らす、、
「命幻」が咆哮に驚き、数秒動きを止めた、、
しかし、「命幻」はその違和感に瞬時に気づく、、
「、、力が、、”戻っている”?どういうことだ?「想界魔法」は解除していない、、「理想」はいまだに「賢者」を襲っているはず、、なのに、、どうして、、」
「、、「憤怒」によるものだ。この魔法は「一時的にすべての魔術、魔法の効果を無効化する」その代わりに「魔力を有さない肉体で近接戦闘で勝敗を決める」、、それが「憤怒魔法 怒れる王の咆哮」、、逃げも隠れもしない。「憤怒」、、怒りを象徴する王は相手の眼前に立ち、正々堂々と勝負をするだろう、、」
「、、なるほど、、「想界魔法」で反映させた「星のような剣」は物質として存在している、、だから、消えない、、だが、お前を襲っていた「理想」は「想界魔法」によるもの、、「効果の無効化」によってその「理想」は消えたということか、、だが、この魔法はお前の首も絞めるのではないか?」
「あぁ、「傲慢」や「強欲」といった、相手の行動を制限できる魔法は使えなく、、「騎士」より腕の立たない近接戦闘のみ、、負ける可能性は十分にあれど、、お前の魔法による妨害を考えれば、、こちらの方が動きやすい、、」
「そうか、、」
「命幻」が剣を構える、、
しかし、「賢者」が選んだ初手は「布」による搦め手であった、、
「、、っ!?これは!!「布」が腕に!?」
「、、「幻想武器」は、残っているぞ?少し、剣に意識を向け過ぎじゃないか?言っただろ?この「布」は「万能」だって、、拘束ぐらいできる!!」
「賢者」が「命幻」を拘束している「布」を自身のもとまで引っ張る、、
その力は「命幻」の力を超えていた、、
「命幻」はその力に成すすべなく引きずられる、、
「、、っ!!この「布」!!かったいし強いし、、おかしいだろ!?「幻想武器」の域を超えてるだろうが!!」
「、、それはそうだろう。何のために「称号」持ちのやつで作ってると思ってるんだよ。私が魔力を込めても壊れないことは大前提に、、もし、魔力が使えなくなっても性能のみでおつりがくるように、、最初から考えて作ってんだよ。こっちは、、お前のように「実験」のための消耗品にじゃないんだよ。それに、、物は大切にして、手入れをしてやらないとな?」
「賢者」が「命幻」に問いかける、、
その瞬間、「命幻」が持っていた剣、、「星のような剣」が折れる、、
「、、っ!?す、、、「星のような剣」が折れた!?「理想」によって作られた星に近しい剣が、、折れるなど、、」
「あのなぁ、、「理想」によって強化されていたから無茶苦茶な使い方をしても折れなかったが、、「理想」がなくなった今、、その剣はただ”硬い"だけ、、そんなものを角度も力の入れ方も調整しないまま、振るえば折れるだろうに、、」
「、、っ!!「憤怒」によって魔法は使えない、、ただの肉体のみ、、なら、、試作品だが、、ためらっていては負け!!」
「命幻」が自身に何らかの薬を打ち込む、、
すると、「命幻」はまるで骨がないかのように「布」から脱出した、、
「、、っ!!何とか助かった、、」
「、、なんだ?何を打ち込んだ?」
「、、「猛将蛸」の因子だ。中々大変だったぞ?何せ、、「猛将蛸」は「葬海」と呼ばれる海域にしか生息していなかったからな、、「実験」では大体の生物に適合したが、、正直、、人間が適合できるかどうかまでは「実験」できなかったか、、だが、、賭けに勝ったようだな。」
「、、このまま戦ってもいいが、、やはり、魔法を使って、お前のことを殺したいな、、」
「、、いいのか?解除したらまた「理想」がお前を襲うぞ?」
「、、私を襲うまで約三秒、、それまでに発動ができれば、、「理想」は踏み倒せる、、」
「賢者」が「憤怒」を解除する、、
その瞬間、、「賢者」に向かって再び「理想」が襲い掛かる、、
しかし、「賢者」はその瞬間に詠唱を挟む、、
「愛は呪いに、惰性は重しに、物欲は破滅に、性は堕落に、驕りは死に、食は飢餓に、怒りは牙に、七王よ。天上の空座に反乱を、、万物に縛られず、万物を従え、理を我が物とせよ、、「大罪魔法 七人の王の晩餐会」。」
「賢者」は高速詠唱を成功させる、、
すると、「賢者」の背後に七輪の光輪が現れる、、
「、、成功させるのか、、あの短い時間で、、しかも、「命風」は今まで無詠唱、、そんな奴が詠唱をした、、これは、、早々にトップギアまでもっていかないとな!!」
「命幻」も負けじと「想界魔法」を発動させる、、
そして、強力な四種の「理想」を反映させる、、
「肉体が不死」、「あらゆる攻撃に反応」、「不動なれば無敵」、「斬撃こそ正義」、、、この四種により「命幻」も最高潮まで達していた、、
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