■■の国に~両者の差~
「賢者」が混合魔法と「暴食」で霧を消す、、
そして、再び「賢者」と「命幻」の戦いが始まる、、
だが、「賢者」は「命幻」を強化する、、
「賢者」が混合魔法を放ち、「暴食」を発動させる、、
「暴食」により「賢者」を取り巻いていた霧が消え去る、、
「、、準備は整ったか?私がお前の幻想で遊んでいた間に、、」
「、、っ!!もう少し、、時間は欲しかったが、、」
「そうか、、なら、これでどうだ?」
「賢者」が「命幻」に向かって手を向ける、、
「命幻」は攻撃のために防御を取ったが、、
「賢者」は「命幻」を強化した、、
「、、っ!?な、、何だ!?ち、、力が、、魔力が増えていく!!」
「少しだけだが、貸してやる、、このぐらいは強化しなければ、、恐怖を感じる前に死んでしまうからな、、」
「そういうこと、、「幻世魔法 我が思う幻想を」、、」
「命幻」が魔法を発動させる、、
その魔法は、「賢者」に対してではなく自身に対してであった、、
「、、「幻世魔法」はそんな使い方もできるのか、、」
「えぇ、幻想は皆が見ることのできる「現実の夢」だからな、、それを魔法によって制御し、強化することにより自分や相手を自由にできるってものだからな。」
「そうか、、なら、、その幻想が「現実」になるといいな、、」
「賢者」がそう言った瞬間、、
「命幻」は「賢者」の脇腹付近にすでにいた、、
「、、おぉ、、早いな。」
「まぁ、、これが俺の幻想だから、、な!!」
「命幻」が「賢者」の脇腹を掌底で打つ、、
「賢者」は掌底を防ぐ、、
しかし、「賢者」の体は吹き飛ばされる、、
「、、っ!!防いだのに、、ここまで吹き飛ばされるか、、」
「骨の一本は逝ったと思ったんだけどな、、えらく頑丈だな、、」
「、、よし、、腕の感覚はある、、それに骨も折れてない、、まぁ、びっくりはしたが、、この程度か、、」
「この程度って、、あんたはどんな怪物たちとやり合ってきたんだよ。」
「私は、、お前と違って「星代」から戦って、苦しんで、楽しんで生きてきた、、こっちは命の灯が消える瞬間も何度も経験してきた、、威力の殺し方も、出し方もわかってるんだよ、、」
「賢者」が「命幻」に話していると、、
今度は「賢者」が「命幻」の胸に対して拳を放つ、、
「賢者」が放った拳は「命幻」の肋骨をへし折った、、
「、、っ!!がっ!!はっ!!はぁはぁ、、」
「あぁ、、勢い余って肋骨を折ってしまった、、すまんすまん、、」
「賢者」が肋骨が折れた「命幻」に手を向ける、、
すると、治療魔術特有の緑色が「命幻」の胸を覆う、、
「、、がっ、、こ、、これは、、治療魔術、、ど、、どういう、、」
「死なれては困るんだよ、、言っただろ?恐怖を感じさせるって、、なぁに、安心しろ。命が完全に消えても「空間魔法 入れ替わる事象」で三分以内であれば生き返るからな。」
「賢者」は口角を少し上げ「命幻」に話しかける、、
その姿に「命幻」の背中に悪寒が走る、、
その体験は「命幻」にとって初めてであった、、
「、、?なんだ?まさか、、俺がビビっているのか?道を探求すると決めた時から、、全てに好奇心を持つと決めた俺が!?まさか!!」
「なんだ?悪寒が走るのは始めたか?あぁ、、だが、確かに見たことなかったな、、お前が体を少しでも震わせるところは。なるほど、、好奇心によるものか、、確かに、好奇心であれば心が躍る、、だから、体は震えず、脳を動かす、、だが、、今のは「理性」ではなく「本能」による警告、、好奇心は「理性」を成長させるが「本能」は押し殺せないだろ?」
「、、そうだな、、だが、この悪寒すら!!研究対象にしてみせよう!!」
「そうか、、なら、、頑張れ、、」
「賢者」はさらに上空に上がる、、
「命幻」は追いかけようとするが、何者かが足に絡みつき、行動を邪魔した、、
「、、っ!?なんだ!?」
「それは、魔界に存在する生物「八つ足の怪物」だ。きおつけろよ、、そいつに捕まると信じがたいほどに強い力で引きずり込まれるからな、、」
「賢者」が「命幻」の説明をすると、、
「命幻」はその「足」に引きずられる、、
「、、っ!!まずい!!このままでは!!」
「あぁ、、このままなら引きずり込まれて死ぬな、、」
「、、っ!!こんなところで使いたくなかったが!!死ぬよりはマシだ!!」
「命幻」が自身の手に剣を出現させる、、
その剣で、自身をつかんでいた「足」を切り落とし、、
即座に高度を上げた、、
「、、はぁはぁ、、ど、、どういことだ!?この空間には生き物がいるのか!?」
「どうだろうな?」
「、、いや、、落ち着け、、「命幻」、、知識を、、頭を回せ、、この空間、、「強欲魔法 万物望み地獄へと」は「本質」を引っ張り出すと言っていた、、つまり、この空間は「発動者が許可をしたもの」のみが入れる空間、、範囲は分からないが、、「賢者」は俺を恐怖に陥れるといった、、なのに、異物ともいえる外部のものを入れるか?可能性は0ではないが、、あいつは、俺を簡単に殺す気はない、、ならば、あの「足」は嘘?だが、あの「足」には、感覚があった、、何だ?何が抜けている?どこだ?確実にあるはずだ。あの「足」がいきなり現れ、「賢者」が手を出さなかった理由が、、」
「命幻」が熟考をする、、
その間、「賢者」は何もせず、ただ待っているだけであった、、
そして、数分後「命幻」が「賢者」に目をやり、その秘密に気づく、、
「、、そういうことか!!」
「お?わかったかい?どうして、「八つ足の怪物」いきなり現れたか。私が攻撃を加えなかった?」
「あぁ、、その霧を見て理解したよ、、」
「賢者」は霧を纏っていた、、
しかし、その霧は「賢者」の視界を覆い隠さず、周囲に漂うだけであった、、
「その纏っている霧、、その霧は”俺”のじゃない。いつから、発動させていた?「幻世魔法」を、、」
「、、お前が私にかけた時に一緒に発動させたんだよ。そのおかげで気づかなかったようだな。」
「、、使えたのか?「幻世魔法」を。」
「いや?「食らった」んだよ。お前の魔法を。」
「は?「食らった」?何を言ってんだ?というか、、いつ食らったんだよ、、」
「お前が、私に一番最初にかけただろ?その時に「暴食」で食らったんだよ。「暴食」は食らったものを自分のものにできるんだよ。」
「、、、これは、、まずいな、、」
「命幻」が冷や汗をかきながら呟く、、
しかし、「賢者」は攻撃の手を緩めようとしなかった、、
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