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■■の国に~消える幻想~

「賢者」が「魔導神」と相対する、、

しかし、戦いは起きず、、

師弟の他愛もない会話、、

幻想は「賢者」の逆鱗に触れる、、

「これは、、驚いた、、まさか、扉を開けたら”先生”とエルバがいるとは、、」


「やはり、来ましたか、、外にいた「十奏者」は?」


「全員、殺しました。これは、過去の出来事、、なら、その過程が変わることは決してないので。」


「そうですか、、この「星奏国家」が無くなるまであとどのぐらいですか?」


「、、大体、、数分後です。」


「、、なるほど、それなら少しお話をしましょう。私の名前が残っていないということは、私はあなたに殺されるわけですから。」


「、、、、えぇ、私も話をしたいです。」


「よかった。どうですか?遥か先の未来では楽しく暮らせていますか?」


「えぇ、楽しく暮らしていますよ。あぁ、でも、世話焼きなやつがついてきていますが、、」


「そうですか、、では、「星奏国家」を滅ぼしたことにより、何か困ったことは起こりますか?そして、この行動が正しいかったと証明ができますか?」


「、、、その問いに答えられなかったら、、”先生”とエルバが襲ってくるのですね、、」


「えぇ、、」


「魔導神」とエルバの背後には、無音のまま回転を続ける石の槍があった、、

一人だけの攻撃であれば、「賢者」は無傷のまま防ぎきれる、、

しかし、今、目の前にいるのは「賢者」の師とのちの神となるエルバ、、

二人の魔力により、作られた石の槍は「賢者」の防御を易々と貫く、、

だが、「賢者」は一切濁らせず答える、、


「、、私はこの行いを正しいことだと思ったことはないです。」


「何?どういうことだ?」


「私は、遥か先の未来で「最悪の裏切り者」と呼ばれることもあります。ですが、、私はそんなものどうでもいいのです。ただ、私は、もっと違うやり方はなかったのか、、あの時、全ての民の人生を奪ったが、、少数でもいいから民を残せなかったのか、、そんなことばかり考えていました。ですが、私の考えに反し、世界は「星々の処刑人」という正しきものが持つにふさわしい称号を私に押し付けてきた、、嫌悪と賞賛、、その反するものが、、私を苦しめています。」


「、、なるほど、、でも、貴方は今も、遥か先も生きている。その理由は「命火」の言葉ですね?」


「えぇ、彼女の言葉は誰よりも私を支えました、、呪いのように、愛のように。」


「、、私たちから、貴方に対しての言葉も同じです。その悩みは、私たちを侮辱し、軽蔑する行為。そして、その悩みは、私やエルバ、「十奏者」、「星奏国家」の民すべての命を奪う行為を正当化するためのもの。悩むのではなく、受け入れ、背負いなさい。忘れず、嫌わず、好かず、悩まず、死を招いた生者の責務であり、義務でもあるのです。」


「、、それは、、手厳しいですね、、」


「えぇ、永遠に近しい命を持つということはそのようなことを意味しますから、、さて、少し話過ぎましたね、、」


「魔導神」がそう言うと、、

背後にあった石の槍が消滅する、、、


「そろそろ、この国も終わり。あなたの幻想も打ち砕かれる、、最後に、遥か先のあなたと話せたこと、、とても面白かったですよ。」


「、、今まで大変お世話になりました。貴方の偉業に、貴方の後光に、貴方の練度に、私は憧れ、弟子入りいたしました。そんな、バカで手のかかる弟子から最初で最後のお披露目でございます。このような、無礼千万なやり方で大変申し訳ありません。」


「、、貴方は、私が持った弟子の中で一番才能が有り、一番危うかった、、ですが、最後には、自身の意志を貫き、死による停滞すら踏み越えるほどまでに成長をした、、貴方は私の誇りです。」


「魔導神」と「賢者」が互いの心に秘めていた言葉を吐きだす、、

互いの言葉を聞いて、数秒後「魔導神」が口を開く、、


「最後に、「大罪魔法」を見せてください。私にすら習得できなかった「空想魔法」、「自然魔法」のどちらにも属さない。魔法を、、」


「わかりました。「暴食魔法 万食の口」。」


「賢者」が唱えた瞬間、、

「賢者」の背後に大きな口が現れる、、


「、、それが、、「大罪魔法」、、「暴食」、、まさに悪魔の口ですね。」


「魔導神」が呟くと、、

「賢者」の背後の口が大きく開き、素早く口を閉じた、、

そして、「賢者」の眼前には真っ白な空間が広がっていた、、


「、、幻想全てを食らったから、「無の精神」に来たか、、幻想であっても嫌なものを魅せられた、、でも、心のどこかに引っかかっていたものが取れたように清々しい、、こんなに清々しくしてくれたんだ、、お礼をしなくては、、」


「賢者」がそう言うと「無の精神」の空間全体に巨大なヒビが無数に現れる、、

それが表していたことは、怒りで精神を壊してしまいそうになるほどに、、

「賢者」は切れていた、、

そして、「賢者」は「暴食」を使い、魔術式を食らい、目を覚ます、、


「、、ここは、、」


「起きましたか!!我が主!!お怪我はありませんか?」


「あぁ、ないよ、、だが、借りはできたな、、だいぶ大きな借りが、、」


「賢者」の眼が狩人の如く鋭くなる、、

その眼を見た「騎士」は何も言わない、、

次の瞬間、「賢者」が取った行動は、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

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